コリアケラトプスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > コリアケラトプスの意味・解説 

コリアケラトプス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/09 01:17 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
コリアケラトプス
生息年代: 中生代白亜紀前期, 130–125.5 Ma
Є
O
S
D
C
P
T
J
K
Pg
N
コリアケラトプス想像図
地質時代
中生代白亜紀前期
(約1億3,000万±50万年前)
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 鳥盤目 Ornithischia
亜目 : 周飾頭亜目 Marginocephalia
下目 : 角竜下目 Ceratopia
: 不明
: コリアケラトプス属 Koreaceratops
学名
Koreaceratops
Lee.et.al, 2011
  • コリアケラトプス・ファソンジェンシス
    Koreaceratops hwaseongensi

コリアケラトプス(Koreaceratops)は韓国の白亜系下部アルビアン階の岩石から発見された基盤的な角竜類恐竜の属。後肢の一部、坐骨および一連の関節状態の脊椎骨からなる標本KIGAM VP200801に基づいて記載された。この標本は、華城市でタンド防波堤に組み込まれていた砂岩ブロックから発見され、切断された標本から、採石の前にはそれ以上のものが存在していたことを示唆している。防潮堤は1994年に建設され、その後華城市職員が化石に気づき、2008年に古生物学者のもとに持って来られた。標本はおそらくタンド層に由来するとされる。この非公式に命名された累層の上部は1億300万年±50万年前と推定されている。コリアケラトプスは2011年に李隆濫らによって記載された。属名は韓国を意味するKoreaとギリシャ語で角を意味するκερας/ keras、顔を意味するοψις/ opsisを組み合わせたもの。タイプ種はK.hwaseongensisで種小名は華城市にちなんでいる。[1]

コリアケラトプスの化石。(後足と尾の部分)

コリアケラトプスは尾椎の背神経棘と距骨の構造において特徴的である。遠位の椎骨の一部では神経棘の高さが付随する椎体の5倍を超えている。また李らは他の複数の角竜類も尾椎骨に背の高い神経棘を持っていたことを指摘している。この特性は角竜類の複数の分岐群にみられ、水泳のための適応として恐らく独立に進化したと仮定した。李らの系統解析によればコリアケラトプスはアーケオケラトプスとより派生的な角竜類の間に位置する。[1]

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ a b Lee, Yuong-Nam; Ryan, Michael J.; and Kobayashi, Yoshitsugu (2011). “The first ceratopsian dinosaur from South Korea”. Naturwissenschaften 98 (1): 39–49. doi:10.1007/s00114-010-0739-y. PMID 21085924. http://www.springerlink.com/content/t36414148l1ln634/. 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「コリアケラトプス」の関連用語

コリアケラトプスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コリアケラトプスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコリアケラトプス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS