コイチヨウラン属とは? わかりやすく解説

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コイチヨウラン属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/06 17:06 UTC 版)

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コイチヨウラン属
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: ラン科 Orchidaceae
: コイチヨウラン属 Ephippianthus
学名
Ephippianthus Rchb.f. [1]
和名
コイチヨウラン属(小一葉蘭属)
  • 本文参照

コイチヨウラン属(コイチヨウランぞく、学名:Ephippianthus 、和名漢字表記:小一葉蘭属)は、ラン科の一つ[1]

特徴

地生の多年草。地下に細い糸状の根茎がはい、地上に1花茎と1を出す。葉質はやや厚く、葉柄があり、葉身は卵形である。花茎は直立し、下部には鞘状の鱗片葉がある。花序に少数の花をつけ、は膜質で微細、は小型で基本的に淡緑色。萼片は狭長楕円形で開出し、先端は鈍頭になる。側花弁は萼片と同形で萼片よりやや短い。唇弁は狭長楕円形で開出し、短い爪部があり、基部は両側が耳状にふくれる。蕊柱は萼片より短く、直立し、先端はやや弓状に内側に曲がる[1][2]

分布

東アジアの特産品で、2種ある[1][2]

  • ハコネラン Ephippianthus sawadanus (F.Maek.) Ohwi ex Masam. et Satomi - 花の色は強い緑色、唇弁に歯牙があり、蕊柱の上方に翼形の突起がある。花期は6-7月。本州の埼玉県神奈川県静岡県奈良県に分布する[1]。環境省の絶滅危惧II類(VU)に選定されている。
  • コイチヨウラン Ephippianthus schmidtii Rchb.f. - 花の色は淡黄緑色、唇弁は全縁、蕊柱の上方に翼形の突起がない。花期は7-8月。北海道、本州中部地方以北、四国、千島列島、樺太に分布する[1]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f 『日本の野生植物 草本I 単子葉類』pp.220-221
  2. ^ a b 『日本ラン科植物図譜』pp.276-277, pp.377-378

参考文献





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