ケンナの木
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/12 05:36 UTC 版)
(本節は『東京新聞』“「ケンナの木」切られた”(2009年10月28日、25面)を参考文献とする。) 北海道屈斜路湖の砂湯キャンプ場(弟子屈町)にはケンナが「彼女」と呼ぶミズナラと思われる木があった(→写真)。「彼女」の幹は湖畔から湖に向って斜めに大きく傾いて伸びており、写真ファンから「ケンナの木」と呼ばれ、人気のある被写体となっていた。ケンナは2002年以降毎年のように屈斜路湖を訪れてこの木を撮影しており、その写真は『HOKKAIDO』(2006年)に掲載されている。この「ケンナの木」が2009年8月に伐採された。砂湯キャンプ場は硬い岩盤の上にあるために樹木は土中に深く根を伸ばすことができず、強風による倒木も多い。「ケンナの木」も根が浅かったために数年前からその成育状態は悪かった。キャンプ場を管理する自然公園財団は倒木の危険があると判断し、環境省の許可を得て伐採に至った。同財団はこの木が有名な木であることを知らなかったという。「彼女」の伐採を知ったケンナはホームページの表紙にこの木の写真を掲載した。
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