ケプラー47cとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ケプラー47cの意味・解説 

ケプラー47c

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/17 08:56 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ケプラー47c
Kepler-47c
ケプラー47cの想像図。奥には主星ケプラー47が描かれており、その右下にはケプラー47bも描かれている。
星座 はくちょう座
分類 太陽系外惑星
周連星惑星
軌道の種類 周回軌道
発見
発見年 2012年[1]
発見方法 トランジット法
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 0.989 ± 0.016 au[2]
近日点距離 (q) < 0.582 ± 0.016 au
遠日点距離 (Q) < 1.395 ± 0.016 au
離心率 (e) < 0.411[2]
公転周期 (P) 303.158 ± 0.072 [2]
軌道傾斜角 (i) 89.826 ± 0.010°[2]
ケプラー47の惑星
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  19h 41m 11.50s[3]
赤緯 (Dec, δ) +46° 55′ 13.68″[3]
距離 4,890 光年
(1,500 パーセク[3])
物理的性質
半径 4.61 ± 0.20 RE[2]
質量 0.0729 ± 0.0062 MJ[4]
(23.17 ± 1.97 ME)
表面温度 245 K[5]
(-28 )
別名称
別名称
ケプラー47(AB)c, KOI-3154.02[3], KOI-3154 c, KIC 10020423 c, 2MASS J19411149+4655136 c
Template (ノート 解説) ■Project

ケプラー47c(: Kepler-47c)またはケプラー47(AB)c(: Kepler-47(AB)c)とは地球から見てはくちょう座の方向に4900光年離れたところにあるG型主系列星赤色矮星から成る連星公転している周連星惑星である。2012年ケプラー宇宙望遠鏡によって発見され[6]、それまで発見されていた周連星惑星ではケプラー16bケプラー34b、ケプラー35b、ケプラー38b、に次いで5例目である。BBCはケプラー47cをスター・ウォーズに登場する架空の周連星惑星「タトゥイーンのような惑星」と例えた[7]

軌道の特徴

ケプラー47cは2つの恒星から成る連星、ケプラー47全体を公転している為、周連星惑星と呼ばれる珍しい分類に属する。ケプラー47cはケプラー47の共通重心から0.989au離れたところを303.15日かけて公転している。当時、発見されていた周連星惑星では、一番外側を公転している惑星だったが、後に発見されたケプラー1647b(2.7205au[8])に記録を大幅に更新された。ケプラー47cはケプラー47のハビタブルゾーン内を公転していると考えられている。しかしケプラー47cは固い地殻を持たないガス惑星とされている為、そこに生命が存在していけるかは分かっていない。しかし、周囲に大型の衛星があれば生命が存在していける可能性はあるとされている。

物理的特徴

大きさの比較
海王星 ケプラー47c

ケプラー47cは地球の4.61倍の半径[2]、23.17倍の質量[4]を持つ。これは天王星の1.155倍に相当し、ケプラー47cは天王星サイズのガス惑星とされている。ハビタブルゾーン内を公転している為、表面温度は245K(-28℃)[5]と推測されており、生命が存在するには適度な環境であるとされている。ケプラー47cは明るい水蒸気の雲を持っている事が示唆されている[6]

関連項目

出典



このページでは「ウィキペディア」からケプラー47cを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からケプラー47cを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からケプラー47c を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ケプラー47c」の関連用語

ケプラー47cのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ケプラー47cのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのケプラー47c (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS