グライダー (ライフゲーム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/09 01:26 UTC 版)

グライダー (glider) は、ライフゲームにおける代表的な移動物体である。ライフゲームにおいて最初に発見された移動物体であり、最小の移動物体でもある。
ライフゲームで頻繁に出現する物体の1つであり、出現率はブロックの1/3程度である。
この物体は、Rペントミノの解析中にリチャード・ガイによって発見された。2単位時間ごとに反転を繰り返しながら移動するこの物体は、その移動の様子と、パターンが進行方向を軸に鏡像になることから、幾何学用語のglide reflection(en:Glide reflection)からグライダーと名付けられた。
セル・オートマトン一般には、グライダーのような移動物体を、宇宙船と呼ぶ。
他の物体との衝突
グライダーは、他の物体と衝突し様々な変化を遂げることがある。
グライダー同士の衝突
2台のグライダー同士の衝突には、方向や状態によって73通りのパターンがある。代表的なものをいくつか挙げる。
これらは消滅する。
これはブロックになる。
これはイーターになる。
これは池になる。
これは2つのブロックになる。
これは新しいグライダーが生成され、上のグライダーが来た方向に戻っていく。(キックバック反応)
主な固定物体との衝突
ブロックとの衝突
これは、消滅する。
これは新しい位置(図の×の部分)にブロックを生成する。
これは、養蜂場になる。
イーターとの衝突
これは、グライダーが消滅しイーターのみが生き残る。
この角度から衝突すると両方消滅する。
その他の衝突
グライダー二機の衝突で池ができ、池とグライダーが衝突するとボートに変化し、ボートにグライダーが衝突するとシャトルに変化する。また、グライダー二機によってブロックができるから、この変化を利用してグライダーの衝突のみによって2つのシャトルが2つのブロックに挟まれた配置を取るグライダー銃を発生させることができる。
ペンタデカスロンと衝突すると、ペンタデカスロンはそのままでグライダーの軌道のみが反転する。
ハッカーエンブレム
エリック・レイモンドは、次のような理由から、グライダーをハッカーをあらわすエンブレムとして提案した。
出典
- 『ライフゲイムの宇宙』ウィリアム・パウンドストーン著 ISBN 4-535-78383-7
- Glider LifeWiki
- グライダー:ユニバーサル ハッカー エンブレム (日本語訳)
関連項目
「グライダー (ライフゲーム)」の例文・使い方・用例・文例
- 彼はそのグライダーを巧みに操縦した
- パラグライダーなんてできないよ! 高すぎる!
- 気流が彼のグライダーをふわりと運ぶ。
- グライダーは空高く舞い上がった。
- そのグライダーは谷の上を滑空していた.
- グライダーを飛行させる活動
- ハンググライダーに乗ること
- ハング・グライダーに挑戦するつもりだったが、彼女は怖気づいた
- グライダーで飛ぶ、またはそれ飛ぶかのように
- ハンググライダーによって飛ぶ
- 大きな凧に似ているグライダー
- ハンググライダーに乗る人
- グライダーという飛行用乗り物
- グライダーを操縦する人
- 滑空比という,グライダーの滑空性能を表す値
- ソアラーという,グライダーの等級
- ソアラーという等級のグライダー
- ハンググライダーという滑空機
- パラグライダーというスポーツ
- パラグライダーという滑空機
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