クーロンとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:23 UTC 版)
2018年11月16日の第26回国際度量衡総会 (CGPM) にて行われたアンペアの定義の改正では、電気素量が正確に 1.6021766208×10−19 C と定義し、電気素量の 6.2415096291×1018 倍が1クーロンという定義が先となった。アンペアの定義は毎秒1クーロンの電荷を流すような電流が1アンペアである、と定義しなおされ、従前の定義とは依存関係が逆転することになった。 アンペアをクーロン(アンペア秒)やアンペア時と混同してはならない。アンペアは電流の単位であり、クーロン(アンペア秒)やアンペア時は電荷(電気量)の単位である。国際単位系においては、定電流・瞬時電流・平均電流はアンペアで表されるのに対して、ある体積内に蓄えられた電荷や、一定時間内にある面を通過した電荷の量はクーロンで表される。クーロンとアンペア(クーロン毎秒)の関係は、ジュールとワット(ジュール毎秒)、メートルとメートル毎秒の関係と同様である。
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