クラブ

Juggling用語事典

クラブ

読み方：くらぶ
【英】：Club

クラブとはこん棒の意味。サーカスなどでよく見かけるボーリングのピンをさかさまにしたようなジャグリング道具である。もちろん基本的にはボールと同じようにジャグリングする事が可能なのであるが、最大の違いはクラブは持つ場所が決まっているためスピンを考慮しなければならないところ。スピンを回数に応じてシングル（1回転）、ダブル(2回転）、トリプル(3回転）などという。また重心の位置が持っている場所から離れているためボールでできない投げ方も可能になる。 技のバリエーションは非常に広く、見栄えもするため、ショーの中では好んで使われる。特に数人でクラブを受け渡しあうパッシングというトリックはジャグリングの中の1分野を形成するほど多くのバリエーションが考えられている。またクラブを投げるのではなく、手に持って振り回すクラブスウィンギングという分野もある。 クラブを使ったジャグリングゲームもあり、数人でカスケードをし、お互いのクラブを落としあうコンバットというゲームは有名。その他、冠落とし、ロングディスタンスパッシング、クラブホールディングなどがある。 クラブにも多くの種類があるが大きく分けて細身のヨーロピアンタイプクラブと、太身のアメリカンタイプクラブに分かれるようである。メーカーによって微妙に重心の位置が異なるようである。 余談だが練習を始めた当初はすぐに手が痛くなってしまうものだが、不思議なもので慣れるとなぜか痛くなくなる。一説に手の皮が厚くなっているという話であるが。

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