キュスティーヌとは? わかりやすく解説

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キュスティーヌ

名前 Custine

キュスティーヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/17 17:13 UTC 版)

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Custines

行政
フランス
地域圏 (Région) グラン・テスト地域圏
(département) ムルト=エ=モゼル県
(arrondissement) ナンシー郡
小郡 (canton) アントル・スイユ・エ・ムルト小郡
INSEEコード 54150
郵便番号 54670
市長任期 ルネ・アンリ
2014年-2020年
自治体間連合 (fr) fr:Communauté de communes du Bassin de Pompey
人口動態
人口 2930人
2015年
人口密度 249人/km2
地理
座標 北緯48度47分33秒 東経6度08分36秒 / 北緯48.7925度 東経6.1433度 / 48.7925; 6.1433座標: 北緯48度47分33秒 東経6度08分36秒 / 北緯48.7925度 東経6.1433度 / 48.7925; 6.1433
標高 平均:m
最低:182 m
最高:395 m
面積 11.76km2
Custines
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キュスティーヌCustines)は、フランス北東部、グラン・テスト地域圏ムルト=エ=モゼル県に属するコミューンの1つである。

地理

ムルト川とモゼル川の合流地点。

キュスティーヌは、通称『地獄の口』と呼ばれる、ムルト川モゼル川へと合流する地点に位置する。なお、モゼル川へと合流した水は、ドイツに入るとライン川へと合流し、最終的に北海へと注ぐ。つまり、この街は大陸分水嶺の北海側に位置している。

歴史

キュスティーヌの古い名前はcondéといい、ケルト語の語源からきていることから明らかなように、昔ケルト人たちがコミューンの地に定住していた。後のガロ=ローマ時代のヴィラは、メロヴィング朝時代のネクロポリスと同様に、この地に非常に古くから定住地があったことを示す。教区の首座たる母教会は、何世紀にもわたるこの地の年表が確認できるし、一定してこの場所を占めていたことがわかる。モゼル川右岸側の小さな支流であるモシェール川が合流する地点にあるこの村は、メス司教座の領地における製塩の中心地ソルノワ地方へ、谷を通じて往来できる古い道路の出発点であった。

1253年に最初の城が建設されたが、すぐにバル伯の手に渡った。1420年、ロレーヌ公領とバル公領の統合が、城の現代化のきっかけになった。

ナンシーの戦いの後の1477年、この城には頻繁に宮廷が置かれた。初代ギーズ公クロード・ド・ロレーヌはこの城で誕生している。一方で、コンデの町は絶えず発展していった。対フランス戦争に伴い、1635年に城は解体され、20世紀初頭まで採石場として役立てられていた。

コンデ・シュル・モゼルは、ナンシー総督であるキュスティーヌ伯に属していた。ロレーヌ公レオポール1世はキュスティーヌ伯にちなみキュスティーヌと改めた[1]フランス革命後、町はポール・シュル・モゼルと改名させられた。1800年前後、かつてのキュスティーヌの名に戻った。

町の経済は19世紀の産業ブームでかなり回復したが、鉄鋼の町に転換したフルアールやポンペとは異なり、キュスティーヌは農村の側面を保持し続けた。

キュスティーヌはスムーズに第一次世界大戦を迎えたが、1944年にはモゼル川に架かる橋が爆撃され、村の一部が橋に加えて破壊され、画家ルイ・ギニョの自宅と、彼の名を冠した学校の一帯が破壊された。

1970年代に起きた最初の鉄鋼危機に伴い、ポンペ工業団地は事実上軽工業に転換され、町は発展を続けていった。

人口統計

1962年 1968年 1975年 1982年 1990年 1999年 2006年 2015年
2639 3046 2900 2841 2813 2991 3001 2930

参照元:1962年から1999年までは複数コミューンに住所登録をする者の重複分を除いたもの。それ以降は当該コミューンの人口統計によるもの。1999年までEHESS/Cassini[2]、2006年以降INSEE[3]

出典

  1. ^ Michel Jacquot, « Custines », La Grande Guerre en Lorraine.
  2. ^ Custines - Notice Communale
  3. ^ Populations légales 2015


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