キャラクター像の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 09:59 UTC 版)
「アメリカン・ダッド」の記事における「キャラクター像の変遷」の解説
このアニメは前述の"幻のパイロット版"から大きく進化を遂げた要素もある。以下はその一例である。 制作陣はスタンとヘイリーの間で交わされる政治的ジョークの面白さが当初予想していたよりもすたれやすいことにすぐに気が付いた。共同制作者であるマット・ウェイツマンは、「二人の関係に変化をもたらすことはありますが、第1シーズンのような関係になることはないかと思います。それに、政治ネタはしばらくするとつまらなくなりますし、それだけに頼らないこの番組は本当に成熟したと言えます。」と話している。 この番組の中でロジャーは変装したうえで自由に外出することができ、それが笑いをもたらしているが、初期案では日がな一日家にいて、スミス家の生活についていろいろと口を出す、アルフのようなキャラクター像だった。しかし制作陣は「ただ家にこもらせていては面白くない。様々な人々と交流することにより、もっと番組が面白くなる」と考えた。その結果、ロジャーの変装が多様化し、毎回登場するゲストに近い役割を果たすようになり番組の面白さが増したと、制作陣は考えている。 幻のパイロット版の節でもふれたように、スティーブのキャラクター像は2度にわたって変更があり、その結果彼のキャラクター像は3つ存在することになる。当初のデザインはパイロット版のみで使用された。第1シーズン第1話でデザインが変更された結果、スティーブはそのパイロット版より体格が大きくなり、オタクっぽさが抜けた。何話か放送された後、スティーブのデザインは再び変更され、その結果より性格が丸くなり、かつ感情表現も豊かになった上かわいらしくなり、 スタンの男らしさ(マチズモ)とは対照的な存在になった
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