ガウェインとアーサー王の死
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 01:02 UTC 版)
「ランスロット」の記事における「ガウェインとアーサー王の死」の解説
休戦の一年が過ぎると、アーサー王の軍勢は海を渡ってフランスへ攻め込んできた。円卓の騎士同士の戦いに嫌気が差したランスロットは使者を送って和議を申し出る。しかし、三人の弟を殺されたガウェインはこの申し出を受け入れないようアーサー王に迫り、可否を巡ってランスロットはガウェインと一騎討ちを行う。この一騎討ちでガウェインは重傷を負う。 一月が経ってもまだアーサー王とランスロットはフランスで対峙していた。その間にアーサー王の息子モードレッドがブリテンで反乱を起こしてしまう。 ようやく和議を受け入れたガウェインは、先発隊としてブリテンに渡るが、ランスロットとの一騎討ちで受けた傷の上を打たれ、それがもとで死んでしまう。 アーサー王もまた、ガウェインの霊が枕元に立って「ランスロットと合流してから会戦に挑め」と忠告したにも関わらず、和議に失敗して単独でモードレッドに挑んでしまう。結局、二人は相討ちとなり、アーサー王に従った円卓の騎士の大半も、ここキャムランの丘で討ち死にしてしまう。 円卓の騎士の中でランスロットに従った半数を除けば、生き残ったのはベディヴィアだけであった。 無二の親友であったガウェインや主君のアーサー王、そして多くの円卓の騎士の死に責任を感じたランスロットは出家を決意する。
※この「ガウェインとアーサー王の死」の解説は、「ランスロット」の解説の一部です。
「ガウェインとアーサー王の死」を含む「ランスロット」の記事については、「ランスロット」の概要を参照ください。
- ガウェインとアーサー王の死のページへのリンク