カービィのエアライダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/14 13:28 UTC 版)
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ジャンル | アクションレース |
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対応機種 | Nintendo Switch 2 |
開発元 | |
ディレクター | 桜井政博 |
人数 | 1 - 4人 |
メディア | Nintendo Switch 2専用ゲームカード/ダウンロード販売 |
発売日 | ![]() |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) ESRB:E10+(10歳以上)[1] PEGI:7[2] |
デバイス |
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『カービィのエアライダー』は、任天堂より2025年11月に発売される予定のNintendo Switch 2専用のアクションレースゲーム。
星のカービィシリーズのレースゲームとして開発された『カービィのエアライド』の続編として22年ぶりに発売される[3]。
システム
本作の操作体系はコンパクトであり、通常走行においてはスティックを左右に動かすほか、滑空時はスティックの前後で調整する仕組みが取られている[4]。また、通常走行において必要なボタンは一つだけであり、ブレーキであると同時に、加速に向けたチャージとしても機能している[4]。一方、各キャラクターにはそれぞれ「スペシャル」と呼ばれる技が割り振られており、前述したボタンとは別のボタンで行う[4]。
ゲームモード
本作は「エアライド」と「シティトライアル」と呼ばれるモードに分かれている。
うち、「エアライド」はローカル通信やインターネット通信では最大6人で遊べる。一方、「シティトライアル」では、ローカル通信では最大8人、インターネット通信では最大16人で遊べる。
ライダー
エアライドマシンに乗ってレースをするキャラクター。ライダーごとに性能が異なる。本作では、どのライダーでもコピーを取得することができる。
エアライドマシン
ライダーが使用する乗り物。カテゴリーはスター型、バイク型、二輪型(チャリオット)に分かれ、各カテゴリーごとに様々な性能のエアライドマシンがある。
制作
星のカービィシリーズ生みの親であり、前作『エアライド』を手がけた桜井政博がディレクターを務めた。桜井がシリーズに関わるのは『星のカービィ ロボボプラネット』の監修以来9年ぶり、ディレクターとしては『エアライド』以来22年ぶりとなる[注釈 1]。
開発はハル研究所ではなく、桜井が所属・代表取締役社長を務めるソラと『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』以降の桜井のディレクター作品を担当しているバンダイナムコスタジオの共同開発である。
桜井は2025年8月19日に配信された「カービィのエアライダー Direct 2025.8.19」(以下:「エアライダー Direct 2025.8.19」)にて、任天堂のソフト開発責任者の高橋伸也と、当時ハル研究所の社長だった三津原敏から強い要望を受けた際、「戦闘要素のあるキャラクターもののレースゲームだったら『マリオカート』でよいだろう」と考えていたことを明かしている[4]。
また、本作においては、ライダーの違いによる楽しさの差を埋めるために、カービィ以外のライダーについても「コピー帽子」というかたちで、彼[注釈 2]のコピー能力を使えるようになった[5]。
音楽
本ゲームの発売に先駆けて、2025年8月19日から楽曲の一部(7曲)をNintendo Switch Online加入者限定の音楽配信サービス「Nintendo Music」にて、配信を開始した[6][7]。
反響
発売前の反響
本作は『カービィのエアライド』の22年ぶりの続編ということもあり、2025年4月2日に配信された「Nintendo Direct」にて発表された際は、大きな反響を呼んだ[3]。また、『カービィのエアライド』を知らない者からは周囲の反響の大きさに驚く声が寄せられた[3]。また、日本国外版「エアライダー Direct 2025.8.19」も2025年8月下旬時点で193万回再生を突破した[8]。
「インサイド」の臥待弦は、「エアライダー Direct 2025.8.19」の解説記事の中で、一つの能力につき全員分のモーション等を用意する必要があり、それが能力の分だけ存在することは、作業工程が格段に跳ね上がるのは明らかであるとし、桜井の英断だと述べている[5]。
ライターの渡邉卓也は「文春オンライン」に寄せた記事の中で、桜井による久方ぶりのカービィの新作にして『大乱闘スマッシュブラザーズ』以外の作品、かつ熱狂的な支持のある作品の新作ということで、発売前から大きな期待が寄せられたのだろうと分析している[9]。また、渡邉は本作のゲーム性が『マリオカート』シリーズというよりは『スマブラ』のようなパーティーゲームに近く、まさにNintendo Switch 2向けだと評している[10]。
脚注
注釈
- ^ 桜井が一貫してディレクターを担当している『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』にはカービィをはじめとした本シリーズのキャラクターなどが登場している。
- ^ カービィは性別が明言されていないが、本項では便宜上「彼」とする。
出典
- ^ a b “Kirby™ Air Riders for Nintendo Switch 2 - Nintendo Official Site”. Nintendo US. 2025年8月26日閲覧。
- ^ a b “Kirby Air Riders | Nintendo Switch 2 games | Games | Nintendo UK”. Nintendo UK. 2025年8月26日閲覧。
- ^ a b c 恵那 (2025年4月3日). “『カービィのエアライド』約22年ぶりの続編『エアライダー』にネット騒然。「涙が止まらん」「ありがとう神様」「幻想(ユメ)じゃねえよな…!?」。ニンダイの度に白昼夢に苦しめられてきた長年のファン、ついに解放”. 電ファミニコゲーマー – ゲームの面白い記事読んでみない?. 2025年8月25日閲覧。
- ^ a b c d “『カービィのエアライダー』「こりゃマリオカートでよいですね」に出した桜井政博の答えが、想像の斜め上!“全キャラコピー能力持ち”にファン驚愕”. インサイド (2025年8月20日). 2025年8月22日閲覧。
- ^ a b “『カービィのエアライダー』「こりゃマリオカートでよいですね」に出した桜井政博の答えが、想像の斜め上!“全キャラコピー能力持ち”にファン驚愕”. インサイド. p. 2 (2025年8月20日). 2025年8月22日閲覧。
- ^ 吉田航平 (2025年8月19日). “「カービィのエアライダー」のメインテーマをはじめとした楽曲の一部がNintendo Musicにて配信開始”. GAME Watch. 2025年8月20日閲覧。
- ^ “『カービィのエアライダー』が11月20日に発売決定。予約も受付中。気になる要素をまとめてご紹介。”. トピックス. 任天堂ホームページ (2025年8月20日). 2025年8月20日閲覧。
- ^ “『カービィのエアライダー』桜井政博氏のユーモラスなコメント、海外でも好評博す”. Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト (2025年8月25日). 2025年8月25日閲覧。
- ^ 渡邉卓也 (2025年8月30日). “(2ページ目)22年ぶりの新作発表が脅威の大反響…!『カービィのエアライダー』が異常なほどに注目される“4つの理由””. 文春オンライン. 2025年8月31日閲覧。
- ^ 渡邉卓也 (2025年8月30日). “(3ページ目)22年ぶりの新作発表が脅威の大反響…!『カービィのエアライダー』が異常なほどに注目される“4つの理由””. 文春オンライン. 2025年8月31日閲覧。
外部リンク
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