カータレット (攻撃輸送艦)とは? わかりやすく解説

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カータレット (攻撃輸送艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/07 07:35 UTC 版)

カータレット
サンフランシスコ湾を航行中のカータレット 1946年撮影
基本情報
建造所 コンソリデーテッド・スチール社ウィルミントン造船所
運用者 アメリカ海軍
艦種 攻撃輸送艦
級名 ギリアム級攻撃輸送艦英語版
艦歴
進水 1944年8月15日
就役 1944年12月3日
退役 1946年8月6日
最期 1948年4月19日、重巡洋艦トレドによって標的艦として撃沈
要目
排水量 4,247 t (軽荷時)
7.080 t (満載時)
トン数 8,500 cu. ft、2,600 t
全長 130 m (426 ft)
最大幅 18 m (58 ft)
吃水 4.9 m (16 ft)
ボイラー バブコック・アンド・ウィルコックス社製ボイラー ×2
主機 ウェスティングハウス・エレクトリック社製タービン・エレクトリック方式 ×2
推進 プロペラ2軸
出力 6,000 hp
乗員 士官27名 下士官295名
搭載能力 士官47名 下士官802名
兵装 5インチ38口径単装両用砲 ×1
2連装40mm対空機関砲 ×4
20mm対空機関砲 ×10
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カータレット英語: USS Carteret (APA-70))は、アメリカ海軍攻撃輸送艦ギリアム級攻撃輸送艦英語版の14番艦。艦名はノースカロライナ州南東部に位置するカータレット郡にちなむ。

艦歴

太平洋戦争

1944年8月15日、アメリカ海事委員会英語版契約のもと、カリフォルニア州ウィルミントンコンソリデーテッド・スチール社造船所にて進水。同年12月2日に海軍に取得され、翌日就役。J・L・ハンター大佐指揮下で太平洋艦隊に配属された。1945年1月24日、兵員を乗せてカリフォルニア州サンディエゴを離れ、真珠湾へと向かった。

サイパン島へと向かう途中、激戦が続く硫黄島にて兵員と装備を揚陸する。支援のためにしばらく停泊したが、3月2日に死傷者を乗せてサイパンへと出航した。

3月19日、兵員と装備を積載するため、ツラギ及びエスピリトゥサント島に到着。4月9日、沖縄に到着。以後1週間、昼間は揚陸のパターンをこなし、夜間は沖へと退避した。「カミカゼ」の攻撃を受けることなく、4月23日に補修のためウルシー環礁へと後退した。

5月16日にパラオセブ島サン・ペドロ湾に向けて出港。各地でサンフランシスコに向かう乗客を乗せ、太平洋を渡り6月27日に入港。ワシントン州シアトルで短期間補修を受けた後、7月17日に兵員・設備の展開のため再び太平洋に戻った。

戦後

太平洋各地から仁川へと進駐軍兵士を輸送する任務に当たる。1945年10月24日から1946年3月2日まで、米兵を日本や沖縄から米本土に帰還させる船団に2度加わった。

真珠湾で特別訓練を受けた後、5月28日から8月27日までビキニ環礁で実施された核実験・クロスロード作戦に第1統合任務部隊の一員として参加。1946年8月6日に退役し、クェゼリン環礁に曳航された。1948年4月19日、重巡洋艦トレドによって撃沈された。

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