カンザシ

デジタル大辞泉

かん‐ざし【^×簪】

読み方：かんざし

《「かみさ（髪挿）し」の音変化》

１ 女性の髪飾りの一。前差し・中差し・後ろ差しがあり、平打ち・花かんざし・玉かんざしなどがある。掻頭(そうとう)。

２ 冠(かんむり)の付属品。冠が落ちないように、巾子(こじ)の根に挿し、髻(もとどり)に通して留めるもの。

かん‐ざし〔クワン‐〕【貫^×緡／貫差】

読み方：かんざし

銭1貫文をつらぬく緡(さし)。また、緡につらぬいた1貫文の銭。実際には960文で、1貫文として通用した。

かん‐ざし【^▽髪^▽状】

読み方：かんざし

《「かん」は「かみ（髪）」の音変化。「さし」は物のようすの意》

１ 額の上の髪の生えぐあい。髪のようす。

「額つき、—、いみじううつくし」〈源・若紫〉

２ 髪。

「姫君を近づけて、緑の—を撫であげ」〈伽・鉢かづき〉

難読語辞典

髪状

読み方：カンザシ（ｋａｎｚａｓｈｉ）

額のあたりの髪のはえざま

歴史民俗用語辞典

簪

読み方：カンザシ（ｋａｎｚａｓｈｉ），　サイシ（ｓａｉｓｈｉ）

髪飾の一種。

貫指

読み方：カンザシ（ｋａｎｚａｓｈｉ）

銭一貫文をつないだ緡。

貫緡

読み方：カンザシ（ｋａｎｚａｓｈｉ）

銭一貫文を貫く緡。

釵子

読み方：カンザシ（ｋａｎｚａｓｈｉ），　サイシ（ｓａｉｓｈｉ）

頭髪具の一種。

別名 簪

近代文学作品名辞典

簪

読み方：カンザシ（ｋａｎｚａｓｈｉ）

作者 武内利栄

初出 昭和24年

ジャンル 詩

釵

読み方：カンザシ（ｋａｎｚａｓｈｉ）

作者 前田夕暮

初出 昭和4年

ジャンル 随筆

Weblio日本語例文用例辞書

「カンザシ」の例文・使い方・用例・文例

• いくつかハナカンザシ属を含んでいる温暖なオーストラリアのハーブの属
• 北半球の温帯の海岸と山地に群生するハマカンザシ
• ハマカンザシ