カルミア属とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 生物 > 植物 > 観賞用樹木 > カルミア属の意味・解説 

カルミア属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/20 14:52 UTC 版)

カルミア属クロンキスト体系
アメリカシャクナゲ(Kalmia latifolia
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ツツジ目 Ericales
: ツツジ科 Ericaceae
: カルミア属 Kalmia
  • 本文参照

カルミア属とはツツジ科に属する植物の属。約7種があり、常緑の低木で高さは0.2-5 m 。北アメリカおよびキューバ原産。酸性の土壌で生育する。北アメリカの植物を収集したスウェーデンの植物学者ペール・カルムPehr Kalm)にちなみ命名された[1]

和名は、セイヨウシャクナゲ、アメリカシャクナゲ。

特徴

は披針形で長さ2-12 cmであり、に螺旋状につく。つぼみは突起があり金平糖状。は白、ピンク、紫などで、10から50個の散房花序である。ツツジ属に似るがより平らで、星型の萼とつながった5枚の花弁がある。直径は1-3 cm 。果実は5つの丸い突出部のある蒴果で、開裂して多数の小さな種子を出す。

葉はグラヤノトキシンを含み有毒。特にが中毒しやすく、一部の種はLambkill(「羊殺し」)と呼ばれている。

観賞用に栽培される。カルミアは、さし木やつぎ木が難しいため、増やす場合はタネで増やす。秋に果実を収穫し、タネを取り出して、10月から12月に水ゴケなどに蒔く。翌春には発芽するので、秋には鉢上げできる[2]

  • Kalmia angustifolia L. (ホソバアメリカシャクナゲ)
  • K. carolina Small
  • K. cuneata Michx.
  • K. ericoides Wright
  • K. hirsuta Walter
  • K. latifolia L. (アメリカシャクナゲ)
  • K. polifolia Wangenh.

関連項目

脚注

  1. ^ 瀧井康勝『366日 誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、54頁。 
  2. ^ カルミアの育て方・栽培方法”. 植物図鑑|みんなの趣味の園芸. NHK出版. 2025年2月20日閲覧。

外部リンク


「カルミア属」の例文・使い方・用例・文例

  • カルミア属のどんな植物でも
Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カルミア属」の関連用語

カルミア属のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カルミア属のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカルミア属 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS