カドモス王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/27 01:54 UTC 版)
ギリシア神話において、フェニキアのテュロス王の子カドモスは、アポロンの神託により王国を建国するよう命ぜられた地に住んでいた竜を退治した。 ブルフィンチの記述によれば、家来を竜の毒牙と毒気で殺されたカドモスは、最初に大石を叩き付けたが竜を殺すことは出来なかったため、次に投げ矢を竜の体に打ち込んだ。投げ矢を口で引き抜こうとして失敗し怒り狂った竜が迫ってきたところを、カドモスは鉄の槍でとどめを刺した。カドモスが竜の歯を地面に植えると、そこから植物のように生えてきた兵士達が互いに殺し合いを始め、生き残った5人の兵士がカドモスの新たな家来となった。 カドモスは後にテーバイの王となったが、彼の殺した竜は軍神アレスの竜であったため、カドモスの子孫は不幸な死に方をすることになった。
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