カットー男爵とは? わかりやすく解説

カットー男爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 14:22 UTC 版)

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カットー男爵

紋章記述

Arms:Or on a Chevron between three Lymphads Sable as many Boars' Heads couped of the field Crest:A Wild Cat sejant proper resting the dexter paw on a Garb Or Supporters:On either side a Tiger proper charged on the shoulder with an Ivy Leaf Or
創設時期 1936年2月24日
創設者 エドワード8世
貴族 連合王国貴族
初代 初代男爵トマス・カットー英語版
現所有者 3代男爵イニス・カットー
付随称号 (ピーターヘッドの)準男爵
現況 存続
モットー 手袋をはめて触れよ

カットー男爵: Baron Catto)は、イギリスの貴族男爵連合王国貴族爵位。実業家トマス・カットー英語版1936年に叙されたことに始まる。

歴史

トマス・カットー英語版(1878-1959)海運業から身を起こした人物で、第一次世界大戦勃発後はロシアへの物資輸送任務に従事したほか、1944年から1949年にかけてはイングランド銀行総裁を務めた実業家である[1]。彼は第一次大戦中の功績から1921年7月5日連合王国準男爵位の「(ピーターヘッドの)準男爵(Baronet, of Peterhead)」を授けられた[1][2]。さらに1936年2月24日には連合王国貴族として「アバディーン州ケアンカットーのカットー男爵(Baron Catto, of Cairncatto in the County of Aberdeen)」に叙されて貴族に上った[3][4]

2代男爵ステファン(1923-2001)も父と同じく実業家の道を歩んだ。父がパートナーを務めた投資銀行モーガン&グレンフェルグループ英語版会長を務め、積極的な買収を行って辣腕ぶりを示した[5]

その子である3代男爵イニス(1950-)が男爵家の現当主である。


男爵家の家訓は『手袋をはめて触れよ(Touch not Gloveless))[3]

現当主の保有爵位

現当主である第3代カットー男爵イニス・カットーは以下の爵位を有する[3]

  • 第3代アバディーン州ケアンカットーのカットー男爵(Baron Catto, of Cairncatto in the County of Aberdeen)
    1936年2月24日の勅許状による連合王国貴族爵位)
  • 第3代(ピーターヘッドの)準男爵(Baronet, of Peterhead)
    1921年7月5日の勅許状による連合王国準男爵位)

カットー男爵(1936年)

  • 初代カットー男爵トマス・サイヴライト・カットー英語版(1878-1959)
  • 第2代カットー男爵ステファン・ゴードン・カットー英語版(1923-2001)
  • 第3代カットー男爵イニス・ゴードン・カットー(1950-)

爵位の推定相続人は現当主の弟であるアレクサンダー・ゴードン・カットー閣下(1952-)

推定相続人の法定推定相続人はその息子のトマス・イニス・ゴードン・カットー(1983-)

略譜図

  • 初代カットー男爵トマス・カットー英語版 (1879 – 1959)
    • 第2代カットー男爵ステファン・カットー英語版
      • 第3代カットー男爵イニス・カットー (1950-)
      • (1) アレクサンダー・カットー閣下 (1952-)
        • (2) トマス・イニス・カットー(1983-)
        • (3) アラステア・ゴードン・カットー (1986-)
      • (4) ジェームズ・ステュアート・ゴードン・カットー閣下 (1966-)
        • (5) ハミッシュ・ロバート・フォレスト・カットー (1998-)
        • (6) ジョック・ステファン。ゴードン・カットー (2001-)
        • (7) アンガス・ジェームズ・ゴードン・カットー (2004-)

脚注

注釈

[脚注の使い方]


出典

  1. ^ a b Green, E. H. H. "Catto, Thomas Sivewright, first Baron Catto". Oxford Dictionary of National Biography (英語) (online ed.). Oxford University Press. doi:10.1093/ref:odnb/32328 (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入。)
  2. ^ "No. 32346". The London Gazette (Supplement) (英語). 4 June 1921. p. 4530. 2021年9月26日閲覧
  3. ^ a b c Heraldic Media Limited. “Catto, Baron (UK, 1936)” (英語). www.cracroftspeerage.co.uk. Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2021年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月26日閲覧。
  4. ^ "No. 34259". The London Gazette (英語). 25 February 1936. p. 1233. 2021年9月26日閲覧
  5. ^ Roberts, Richard. "Catto, Stephen Gordon, second Baron Catto". Oxford Dictionary of National Biography (英語) (online ed.). Oxford University Press. doi:10.1093/ref:odnb/76231 (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入。)

カットー男爵(1936年)

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「カットー男爵」の記事における「カットー男爵(1936年)」の解説

初代カットー男爵トマス・サイヴライト・カットー(英語版)(1878-1959) 第2代カットー男爵ステファン・ゴードン・カットー(英語版)(1923-2001) 第3代カットー男爵イニス・ゴードン・カットー(1950-) 爵位推定相続人現当主の弟であるアレクサンダー・ゴードン・カットー閣下(1952-)。 推定相続人法定推定相続人はその息子のトマス・イニス・ゴードン・カットー(1983-)。

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