オスカルとの出会い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 09:27 UTC 版)
「アンドレ・グランディエ」の記事における「オスカルとの出会い」の解説
オスカルとの出会いは前述のとおりジャルジェ家に身を寄せた8歳の時である。初対面の時、7歳のオスカルは剣を投げて寄越して「僕が欲しいのは遊び相手じゃなくて剣の相手だ」と勇ましく述べた。オスカルを「お嬢様」だと聞かされていたアンドレは食い違いにショックを受け、世間一般には男女と呼ばれる異質の存在で「可愛いお嬢様」の定義から外れるも祖母の価値観では「可愛いお嬢様」になり侮辱したことになるため、鉄拳制裁を受けて傷一つでもつけたら許さないと宣告された。 本来であれば主従関係から対等な物言いなどは出来ないが、そのような慣習を嫌ったオスカルはアンドレを従者であると同時に友人として接し、アンドレにも2人で行動する際には同様に親しい言動をするよう告げていた。そのため、オスカルの乳母でありアンドレの祖母にしばしば窘められることがあるほど2人は近しく、強い親愛と友情を育みながら成長した。いつ頃、オスカルに対する友愛が異性に対する恋心に変化したのかは不明。物語開始時、マリー・アントワネットの輿入れ、フェルゼンとの出会いの年には既にオスカルを女性として恋い焦がれていた。8歳以降、15歳になるまでの7年間の空白の中で恋心が芽生えた模様。
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