オイノーネーとは? わかりやすく解説

オイノーネー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 08:39 UTC 版)

オイノーネー古希: Οἰνώνη, Oinōnē)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してオイノネとも表記される。河神ケブレーンの娘で[1]アステロペーと姉妹[2]トロイアの王子パリスと結婚して[1]、コリュトスの母となった。オイノーネーはイーデー山に住むニュムペーで、女神レアーから予言の術を[1]アポローンから薬草について学んでいた[3]。パリスがイーデー山で羊飼いをしていた頃の妻であり、パリスを深く愛していたが後にパリスに捨てられた。


  1. ^ a b c d e アポロドーロス、3巻12・6。
  2. ^ アポロドーロス、3巻12・5。
  3. ^ オウィディウス『名婦の書簡』5。
  4. ^ スミュルナのコイントス、10巻。


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