エルピーダメモリ社長就任の背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 21:29 UTC 版)
「坂本幸雄」の記事における「エルピーダメモリ社長就任の背景」の解説
DRAMは1990年代に「産業の米」と呼ばれた日本の半導体事業の中核をなす商品で、世界における日本メーカーのシェアは一時ほぼ100%となっていが、坂本幸雄がエルピーダメモリ社長に就任する直前には大韓民国のサムスン電子を中心とする新興国勢に90%以上のシェアを奪われていた。継続的に大規模な投資が必要となる事業であるものの、NECと日立製作所には投資余力がなく、経済産業省の後押しで1999年に両社の半導体部門が統合して誕生したのがエルピーダメモリ(設立時の名称はNEC日立メモリ)であった。同年には富士通が、2001年には東芝がDRAM事業から撤退し、2003年には三菱電機のDRAM事業をエルピーダが吸収。国内最後のDRAMメーカーの舵取りを担ったのが坂本幸雄であった。
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