LZ77
読み方:エルゼットナナジューナナ
LZ77とは、1977年にAbraham LempelとJacob zivによって開発されたデータ圧縮アルゴリズムの名称である。「辞書圧縮」のベースとなったアルゴリズムで、LHAやGZIPなどに用いられている。
データの中に含まれる記号列が、それ以前に出現していたかを探し、仮にすでに出現していた場合、その記号列を出現位置と長さの値に置き換える仕組みである。また、スライド窓と呼ばれる記号列を探す際の限定された範囲があり、これを辞書として用いることから、辞書式圧縮法と呼ばれる。
具体的には、英文の文字列の中に、「abcde」という単語が、すでに、英文の先頭から10文字目に登場していた場合、先頭から10文字目という位置の情報である「10」と、先頭から10文字目の5文字に一致しているという長さの情報の「5」に置き換える。これにより、「abcde」という文字列を、「10,5」といった具体に省略して記すことが可能になる。
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