エリュクス山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 13:53 UTC 版)
「エリュクス (古代都市)」の記事における「エリュクス山」の解説
エリュクス山は、現在ではサン・ジュリアーノ山と呼ばれているが、起伏の少ない平原に立つ完全な独立峰であるため、実際の標高より高く見え、実際の高さは665メートルに過ぎないものの、古代だけではなく近代においてもエトナ火山(3,329メートル)に次いで、シケリアで2番目に高い山とみなされていた。このためウェルギリウスや他のラテン詩人が、エリュクス山をアトス山やエトナ火山と結びつけて語っているのを見ることができる。その山頂にはウェヌスまたはアプロディーテーを讃える神殿がある。現在の伝説によればアイネイアースがこの神殿を建設し、ウェヌス・エリュキナという添え名が派生したと、しばしばラテン作家が述べている。
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