エフゲン・クレインとは? わかりやすく解説

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エフゲン・クレイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/10 06:29 UTC 版)

エフゲン・クレイン
出生名 Евгений Давидович Крейн
生誕 1893年
出身地 ロシア帝国 モスクワ
死没 1942年2月24日(48-49歳没)
大日本帝国
学歴 モスクワ音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 ヴァイオリニスト指揮者、音楽教師
担当楽器 ヴァイオリン
配偶者 北澤栄

エヴゲーニー・クレインロシア語: Евгений Давидович Крейн[1]ラテン文字転写:Evgeniy Krein[2]1893年[3] - 1942年2月24日[4])はロシア出身の日本ヴァイオリニスト指揮者、音楽教師。「エフゲン・クレーン」[3]、「エフゲン・クレイン」[5]、「エフゲニ・クレイン」[4]などの日本語表記でも知られる。

経歴

生い立ち

1893年ヴァイオリニストで後にモスクワ音楽院ヴァイオリン教授となったダヴィート・クレインの子として、モスクワで生まれた。モスクワ音楽院で学び、モスクワ音楽院、ブラゴロードヌイ倶楽部、モスクワのジミーン・オペラ劇場英語版などで指揮者を務めた[3]

日本での活動

中華民国ハルビンで演奏活動をしたのち、1925年[3]または1926年秋に来日[6]。以後亡くなるまで日本で活動した。1930年にソプラノ歌手の北澤栄[注釈 1]と結婚[5][9]1933年5月24日に、留学する妻の栄とともにイタリアに赴いた[10]

家族・親族

教え子

参考文献

脚注

注釈

  1. ^ 北澤栄(1908年 - 1956年8月31日[7])。佐藤高等女学校卒業後、神戸でオリガ・カラスロヴァに師事。1930年1月15日に新交響楽団の公演にてデビュー。1933年から1934年夏までイタリアに留学した[8]

出典

  1. ^ エフゲニー・ダヴィドヴィチ・クレイン
  2. ^ 毛利眞人『貴志康一』では姓クレイン (Крейн) のラテン文字表記を Kleinとしているが(毛利2006,367,脚注 第2章 (9))、これは誤りである。
  3. ^ a b c d 音楽年鑑 1932, p. 111, エフゲン・クレーン.
  4. ^ a b 音楽年鑑 1948, p. 18, 逝ける楽壇人.
  5. ^ a b 音楽年鑑 1935, p. 36, エフゲン・クレイン.
  6. ^ 毛利 2006, p. 367, 脚注 第2章 (9).
  7. ^ 音楽年鑑 1958, p. 409, 逝ける音楽・舞踊家.
  8. ^ 音楽年鑑 1935, p. 33, 北澤 栄.
  9. ^ 渡邊 1931.
  10. ^ 音楽年鑑 1934, p. 213, 楽界記録.
  11. ^ Nemtsov 2003.
  12. ^ Park 2017, p. 9, 1.3. Ahn's Studies and Career in Japan.
  13. ^ 音楽年鑑 1970, p. 236, 遠藤磨里.
  14. ^ 毛利 2006, p. 76, 少年提琴家.
  15. ^ 音楽年鑑 1970, p. 252, 木村善之.
  16. ^ 音楽年鑑 1966, p. 241, 島 暢子.
  17. ^ 音楽年鑑 1970, p. 242, 長谷川孝一.
  18. ^ 音楽年鑑 1970, p. 253, 中村博信.
  19. ^ 音楽年鑑 1970, p. 269, 西村 新太郎.
  20. ^ 音楽年鑑 1963, p. 114, 浜野 博.
  21. ^ 音楽年鑑 1970, p. 213, 宮本政雄.
  22. ^ 音楽年鑑 1970, p. 159, 森安 勝.
  23. ^ 音楽年鑑 1963, p. 13, 山崎 忠博.



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