エゾシロネとは? わかりやすく解説

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蝦夷白根

読み方:エゾシロネ(ezoshirone)

シソ科多年草

学名 Lycopus uniflorus


エゾシロネ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/18 21:33 UTC 版)

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エゾシロネ
福島県飯豊山 2010年8月
分類クロンキスト体系
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: シソ目 Lamiales
: シソ科 Lamiaceae
: シロネ属 Lycopus
: エゾシロネ L. uniflorus
学名
Lycopus uniflorus Michx.[1]
シノニム
  • Lycopus uniflorus Michx. var. parviflorus (Maxim.) Kitag.[2]
  • Lycopus parviflorus Maxim.[3]
和名
エゾシロネ(蝦夷白根)[4]

エゾシロネ(蝦夷白根、学名:Lycopus uniflorus )は、シソ科シロネ属多年草[4][5][6]

特徴

細長い地下茎があり、は前年の地下茎の先が紡錘形に肥大した部分から出て直立し、4角形で、高さは20-40cmになる。全体に細い軟毛があり、茎の下部は暗紫色を帯びる。は対生し、短い葉柄があり、葉身は菱状卵形から長楕円状披針形で、長さ2-7cm、幅1-2.5cmになる。葉先は鈍頭、基部はくさび形になり、縁には鈍い鋸歯がある。葉は薄く、ごく細かい毛があり、光沢が無い[4][5][6]

花期は8-9月。各葉腋に小型のを数個ずつ密につける。は長さ1.5mmになり、中ほどまで5裂し、裂片は3角状卵形で先は鈍い。花冠は白色で、長さ2-3mm、筒部が短い唇形で、上唇の先は浅くへこみ、下唇が3裂する。雄蕊は2個ある。果実は4個の分果で、分果は扁3稜形になる[4][5][6]

分布と生育環境

日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、山間の湿地に生育する[4][6]。世界では、朝鮮半島、中国東北部、シベリア、北アメリカに分布する[5]

ギャラリー

脚注

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  1. ^ エゾシロネ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  2. ^ エゾシロネ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  3. ^ エゾシロネ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  4. ^ a b c d e 『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.429
  5. ^ a b c d 『日本の野生植物草本III合弁花類』p.82
  6. ^ a b c d 『新牧野日本植物圖鑑』p.652

参考文献




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