ウンテレス・シュロス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 04:01 UTC 版)
ウンテレス・シュロス(直訳すると「下の城館」)は、17世紀末に1辺が開いた長方形型の現在の姿となり、ナッサウ=ジーゲン家の福音主義家系が宮廷として利用していた。この城館には、グロッケンシュピールを持つディッケ塔(直訳すると「デブの塔」)が付属している。1959年にジーゲン市は城館の中庭に戦争と圧政による犠牲者の追悼碑を建立した。城内にはナッサウ侯家福音主義家系の廟所もある。 ウンテレス・シュロスは州の行政機関として利用されていた。城内にはノルトライン=ヴェストファーレン州建造物・不動産局、アルンスベルク行政管区のジーゲン分所、労働基準監督署(2012年まで)、ジーゲン労働裁判所(2014年まで)、それに1936年から2011年1月17日まではアッテンドルン刑務所ジーゲン分所が入居していた。2012年から2013年までジーゲン大学の研究機関が一時的に利用した後、2014年からジーゲン大学による改修工事が行われた。ウンテレス・シュロスの城館広場では定期的に文化的野外イベントが開催されている。2006年サッカーワールドカップでは、大スクリーンによる試合中継が行われ、延べ1万人の観客が訪れた。
※この「ウンテレス・シュロス」の解説は、「ジーゲン」の解説の一部です。
「ウンテレス・シュロス」を含む「ジーゲン」の記事については、「ジーゲン」の概要を参照ください。
- ウンテレス・シュロスのページへのリンク