ウェストサイド・ハイウェイとは? わかりやすく解説

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ウェストサイド・ハイウェイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/08 21:49 UTC 版)

West Side Highway
Joe DiMaggio Highway
路線延長 8.51km
制定年 2001年
南端 バッテリー・パークFDRドライブ
主な
経由都市
ニューヨーク市マンハッタン
北端 リバーサイド・サウスおよびアッパー・ウエスト・サイド西72丁目ヘンリー・ハドソン・パークウェイ
接続する
主な道路
記法
バッテリー・パーク・シティバッテリー・トンネル
トライベッカ I-78 (ホランド・トンネル)
ヘルズ・キッチン内の I-495 (リンカーン・トンネル)
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

ウエストサイド・ハイウェイ (West Side Highway) は、ニューヨーク州道9号線英語版 (NY 9A) のうち、マンハッタン72丁目英語版からハドソン川沿いにマンハッタン南部を走る高速道路である。公式名称はジョー・ディマジオ・ハイウェイ (Joe DiMaggio Highway) である。この高速道路は現在はほとんどの区間で(高架や地下ではなく)地上を走っているが、もとはウエストサイド高架ハイウェイ英語版であった。ウエストサイド高架ハイウェイは、1929年から1951年の間に建設されたが、メンテナンス不足により1973年に閉鎖され、1989年に解体された。"ウエストサイド・ハイウェイ"という呼び名は、特に交通情報を伝える報道機関によって、よく間違って用いられるが、この道路の72丁目より北は正式にはヘンリー・ハドソン・パークウェイ英語版という名称である。

現在のハイウェイは2001年に完成したが、アメリカ同時多発テロ事件によるダメージが残っているために部分的に再建が必要となっている。この道路は、ウエストサイド高架ハイウェイが建設される前から存在した地上の通り、ウエスト・ストリート (West Street) 、11番街および12番街 (Twelfth Avenue) を高速道路に改築して利用している。現存する12番街は129丁目から138丁目のリバーサイド・ドライブ高架橋英語版の下を走る短い区間のみである。

ルート

en:Janet EchelmanによるRoadside Shrine II(道路沿いの祠)アート

この高速道路は6-8車線の都市大通りである。最北の区間の59丁目から72丁目英語版までは(ここからヘンリー・ハドソン・パークウェイ英語版という名前に変わる)、今もアムトラックによって使用されている線路に隣接する以前の車両基地の上に高架化されている。トラックとバスは地上道路のみを走行することが許されている。

アーモリー・ショーの野外インスタレーションで、アメリカ人アーティストen:Janet Echelmanは彼女の彫刻Roadside Shrine II(道路沿いの祠)をウエストサイド・ハイウェイのピア90と88の下面に設置した。ビニルコートされたポリエチレンメッシュの円錐は夜中にイルミネーションとして輝き、訪問者が手を挙げてタクシーを止めるたびに風にはためいていた[1]

歴史

デス・アベニュー

ウエストサイド・ハイウェイが建設される以前、ハドソン川沿いの道路はドックおよびフェリーに向かって道を横切る車でとてもごった返していた。22丁目英語版では、ほとんどの交通が11番街沿いを北へ向かっていたが、11番街に沿ってニューヨーク・セントラル鉄道のウエストサイド線 (West Side Line) も走っており、電車と車の衝突による事故が多発していたため、デス・アベニュー (死のアベニュー、Death Avenue) として知れ渡っていた。

ミラーの高架ウエストサイド・ハイウェイ

詳細はen:West Side Elevated Highwayを参照

1920年代に、ウエストサイドに高速道路を建設する様々な提案がなされた。マンハッタン区長en:Julius Millerはいずれかの提案を直ちに実行に移すべきだとし、最終的にウエストサイド高架ハイウェイ英語版の計画を推して、この道路には彼の名前が付けられた。建設は1929年に始まり、キャナル・ストリートから西72丁目までに区間は1937年に完成し、ブルックリン=バッテリー・トンネルまで"南方への拡張"は1951年に完成した。

ロバート・モーゼス提案

1973年崩落

ウエスト・ウェイ

ウエストサイド・ハイウェイ交換プロジェクト

ドナルド・トランプとリバーサイド・サウス

ハドソン・リバー・パーク

ジョー・ディマジオ・ハイウェイ

アメリカ同時多発テロ事件

主要インターセクション

地上道路であるにも関わらず、多くの同一平面のインターセクションと信号機を持ち、インターセクションのいくつかには出口番号 (en) が与えられている[2]

場所 総距離 (km) 出口 行き先 備考
バッテリーパークシティ 0.00 1 FDRドライブ北方面
0.00 2 ブルックリン=バッテリー・トンネル (I-478) からI-278 – ブルックリン
トライベッカ 3 キャナル・ストリートからI-78 / ホランド・トンネル
グリニッジ・ヴィレッジ 3.91 4 10番街
チェルシー 5.34 5 30丁目英語版からリンカーン・トンネルまで (NY 495; 車専用)
ヘルズ・キッチン 7.50 6 西40丁目英語版(北行き) / 西42丁目(南行き)からリンカーン・トンネルまで (NY 495; トラック、バス専用)
7 西56丁目英語版 / 西57丁目(北行き)
アッパー・ウエスト・サイド 8 西59丁目 / 船ターミナル(北行き)
8.51 西72丁目英語版
8.51 ヘンリー・ハドソン・パークウェイ 72丁目より北

関連項目

  • Portal:ニューヨーク州の道路英語版

脚注

  1. ^ Roadside Shrine II”. Janet Echelman, Inc.. 2010年2月15日閲覧。
  2. ^ 2010 Traffic Volume Report for New York State” (PDF). New York State Department of Transportation. p. 26 (2011年7月25日). 2012年1月26日閲覧。

外部リンク


ウェスト・サイド・ハイウェイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/13 06:20 UTC 版)

51丁目 (マンハッタン)」の記事における「ウェスト・サイド・ハイウェイ」の解説

51丁目はウェスト・サイド・ハイウェイ(ニューヨーク州9A号線)との交差点で終わる。交差点の先はニューヨーク旅客船ターミナルハドソン川である。

※この「ウェスト・サイド・ハイウェイ」の解説は、「51丁目 (マンハッタン)」の解説の一部です。
「ウェスト・サイド・ハイウェイ」を含む「51丁目 (マンハッタン)」の記事については、「51丁目 (マンハッタン)」の概要を参照ください。

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