インディゴとコーヒー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 15:33 UTC 版)
「エルサルバドルの歴史」の記事における「インディゴとコーヒー」の解説
エルサルバドルの地主エリート層は商品作物のインディゴに頼ていた。これにより、地主は一部の土地に集まり、残りの土地、特に直近に火山噴火があった地域の近くから離れた。これらの土地は原住民や自給自足農業(英語版)に残された。しかし、19世紀中期にはインディゴが合成染料に取って代わられたため、エリートたちは代わりに需要が増えたコーヒーを生産した。 これにより、土地が突如大きな価値を有するようになり、エリートによって支配された立法議会と大統領は浮浪法を成立させて人々を自分の土地から追い出し、多くのエルサルバドル人が土地を持たなくなった。これらの土地は「フィンカス」(fincas)と呼ばれるコーヒーのプランテーションに組み込まれた。 ヘクトル・リンド=フエンテス(Héctor Lindo-Fuentes)によると、「国づくりとコーヒー業の拡大が同時に進行したことで、20世紀にエルサルバドルを統治する寡頭支配層を生み出した」という。
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