イワオモダカとは? わかりやすく解説

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いわ‐おもだか〔いは‐〕【岩沢瀉】

読み方:いわおもだか

ウラボシ科常緑多年生シダ。岩や木に生え、約20センチの柄の先にオモダカ似たをつける。裏面褐色の毛がある。


岩沢瀉

読み方:イワオモダカ(iwaomodaka)

ウラボシ科常緑多年草


岩沢瀉

読み方:イワオモダカ(iwaomodaka)

ウラボシ科常緑多年草

学名 Pyrrosia tricuspis


イワオモダカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/06/26 04:16 UTC 版)

イワオモダカ
イワオモダカ
分類
: 植物界 Plantae
: シダ植物門 Pteridophyta
: シダ綱 Pteridopsida
: ウラボシ目 Polypodiales
: ウラボシ科 Polypodiaceae
: ヒトツバ属 Pyrrosia
: イワオモダカ P. hastata
学名
Pyrrosia hastata

イワオモダカPyrrosia hastata)は、ウラボシ科に分類される着生シダ植物日本の各地や朝鮮半島南部の山林に分布している。

特徴

常緑性の多年生植物。山岳地帯の岩上や樹幹に着生して生育している[1]。約4mmほどの短い根茎で岩などに着生し、ほこ型に3裂する葉をつける。葉の長さは5-15cm、幅は3.5-12cm[2]。乾燥時や冬期には、葉が内側に巻きこむ。葉の表面はほぼ無毛。胞子嚢群は葉の裏の主脈の間に3-7列に並んで付く[2]

利用

観葉植物として栽培される。鉢植えとしても栽培できるが、ヘゴの幹などに着生させることもある[3]。生育可能な温度の幅は広いとされるが、15-20度が生育に適しているとされる[3]。また生育初期の若い葉はワラジムシナメクジによって食害されることがある[3]

ただし、園芸目的に採取することで個体群が減少している例も知られている[2]。そのため、分布情報の公開などには配慮が必要とされる[2]

脚注

  1. ^ 田川基二『原色日本羊歯植物図鑑』(1957年、保育社)p.161
  2. ^ a b c d 「愛知県維管束植物レッドリスト」(2009年)p.326 [1]
  3. ^ a b c 津久井孝博 (1996) 「着生シダ、イワオモダカ(Pyrrosia hastata)の栽培」北海道大学農学部技術部研究・技術報告 3 pp.6-8


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