イランとの緊張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 06:38 UTC 版)
「ユーロビジョン・ソング・コンテスト2012」の記事における「イランとの緊張」の解説
イラン政府高官はアゼルバイジャンがユーロビジョン・ソング・コンテスト2012を主催することに反対を表明した。イランの聖職者であるアーヤトッラーのモハンマド・モジタヘド・シャベスタリ(en:Mohammad Mojtahed Shabestari)やジャファル・ソブハニ(Ja'far Sobhani)はアゼルバイジャンを「反イスラム的」として非難し、バクーではプライド・パレードが開催されるとした。これに対してバクーのイラン大使館前で抗議運動が起こり、イランの指導者らをからかうスローガンが掲げられた。アゼルバイジャン大統領府の公共・政治問題長官アリ・ハサノフ(Ali Hasanov)は、バクーで同性愛者のパレードが開かれるとの話は事実ではないとし、イランに対してアゼルバイジャンの内政問題に干渉しないよう求めた。イランはこれに対して、バクー駐箚の大使を召還した。アゼルバイジャンはバクーで大会が開催されることに関するイランの声明に関して公式に謝罪するよう求め、後にイラン駐箚の大使を召還した。アゼルバイジャン国防省は、バクーで開催されるユーロビジョン・ソング・コンテストを標的としたテロリスト攻撃を回避したと発表し、バクー・クリスタル・ホールやJWマリオット・アブシェロン・バクー・ホテル、ヒルトン・バクー・ホテルなどが標的とされていたことを明かした。
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