イマジナリーラインを越える方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/09 04:51 UTC 版)
「想定線」の記事における「イマジナリーラインを越える方法」の解説
越えてはならないと言っても、物語中で人物の位置が入れ替わることは頻繁にある。イマジナリーラインは、カットの切り替わりで越えるのはダメだが、同一カット内で越えるのは良い。一般的な方法は、カメラが移動するか、登場人物が移動するか、もしくは異なる種類のカットを挟む方法(爆発などの派手な場面、第三者の登場など)である。 例外的に、あえてイマジナリーラインを越えたカットをつなぐ演出をする場合もある。 図2の例では、列車の進行方向がイマジナリーラインである。一旦進行方向右側(A)からのカット(A)を入れたら、次もやはり右側からのカット(B)をつなぐと自然に感じる(A→B)。ここで左からのカット(C)を直接つなぐと不自然である(A→C)。ところが、イマジナリーラインと関係のないカット(ここでは列車の形式を示すプレート)を挟むと不自然さが緩和される(A→□→C)。
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