イノックス星の牛(ウス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 03:46 UTC 版)
「ミノタウロスの皿」の記事における「イノックス星の牛(ウス)」の解説
地球人と酷似した姿をしたイノックス星の家畜。知性も地球人と同等であり、衣類やアクセサリーをまとっており感情も豊かで、ズン類とも普通に会話が成り立っている。愛玩用種、使役用種、食用種とあるらしい。自分達を生まれながらの家畜と認識しており、その境遇に関して疑問や抵抗感を全く抱いていないどころか、食用種にいたってはズン類に「おいしく食べられる」ことを一番の誉れと考えており、自身が「おいしくなる」ために幼い頃から同族間で競い合っている。そのため「発育が悪い」と判定されたり、体に傷や痣がついて等級が下がりハムやソーセージや肥料にしかならないことは何よりも忌まわしい屈辱と捉えており、死への恐れはそれに比べたら何でもないようである。中でも大祭のときに食べられる「ミノタウロスの皿」と判定されることを最高の栄誉と考えている。ミノアもこの中に含まれる。どうやら草食性らしい。 ミノア 百年に一頭生まれるかどうかという素晴らしい牛(ウス)。大祭の祝宴で食べられることになっており、それが即ち自身の確実な死を意味すると理解しつつも、牛(ウス)として最高の栄誉であると誇りに思っており、逃げるよう説得する主人公とは全く会話が噛み合わない。自分を食べているズン類達の賞賛の言葉を聞きたいがため、活け造り(人工心肺で意識を保ったままの状態なため自身の食べられている様子が見られる)になることを自ら希望する。 ミノアの両親 娘が「ミノタウロスの皿」に選ばれたことを心から喜んでおり、我が子が死ぬ悲しみは全く見えないどころか、ミノアがかすり傷を負っただけで「ミノタウロスの皿」の称号を失うのではないかと恐れる。
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