イジー・ノバクとは? わかりやすく解説

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イジー・ノバク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/28 15:43 UTC 版)

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イジー・ノバク
Jiří Novák
イジー・ノバク
基本情報
国籍  チェコ
出身地 同・ズリーン
生年月日 (1975-03-22) 1975年3月22日(44歳)
身長 190cm
体重 86kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 1993年
引退年 2007年
ツアー通算 25勝
シングルス 7勝
ダブルス 18勝
生涯通算成績 648勝471敗
シングルス 337勝260敗
ダブルス 311勝211敗
生涯獲得賞金 $7,618,613
4大大会最高成績・シングルス
全豪 ベスト4(2002)
全仏 4回戦(2003)
全英 3回戦(2003・05)
全米 4回戦(1999・2002・06)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト8(2000)
全仏 ベスト8(2000)
全英 準優勝(2001)
全米 準優勝(2002)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 5位(2002年10月21日)
ダブルス 6位(2001年7月6日)

イジー・ノバクJiří Novák,  [ˈjɪr̝iː ˈnovaːk]1975年3月22日 - )は、チェコズリーン出身の男子プロテニス選手。フォアハンド・ストロークを最大の武器にするベースライン・プレーヤーである。自己最高ランキングはシングルス5位、ダブルス6位。ATPツアーでシングルス7勝、ダブルス18勝を挙げた。身長190cm、体重86kgの長身選手。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

来歴

6歳からテニスを始め、1993年にプロ入り。1996年1月のハイネケン・オープンでツアー初優勝。2002年全豪オープン4大大会の自己最高成績を出し、初のベスト4に進出した。この時は優勝したトーマス・ヨハンソンに6-7, 6-0, 6-4, 3-6, 4-6のフルセットで敗れ、決勝進出を逃している。この年にローマ・マスターズカナダ・マスターズでベスト4、マドリード・マスターズで準優勝し世界ランキングを自己最高の5位に上げ、世界ランキング上位8名しか出場資格を得られない男子プロテニスツアー最終戦テニス・マスターズ・カップにも出場した。当時世界ランキング2位のアンドレ・アガシに7-5, 6-1で勝利したが当時6位のロジャー・フェデラーフアン・カルロス・フェレーロに敗れ1勝2敗で敗退した。

2004年10月のジャパン・オープン・テニス選手権準決勝ではレイトン・ヒューイットを6-4, 4-6, 6-2で破り、決勝ではビッグ・サーバーのテーラー・デントに5-7, 6-1, 6-3で逆転勝ちし、大会初優勝となるシングルス6勝目を挙げた。10月のスイス・インドア大会の決勝でダビド・ナルバンディアンを5–7, 6–3, 6–4, 1–6, 6–2で破りツアー7勝目を挙げたのが最後のシングルス優勝になり、2007年7月のコシツェでのチャレンジャー大会を最後に、32歳で現役を引退した。

ダブルスでのノバクは、2001年ウィンブルドン選手権2002年全米オープンで2度の4大大会男子ダブルス準優勝がある。2000年から2001年にかけてはダビド・リクルとペアを組んで多くの好成績を出していたが、2002年全米オープンではラデク・ステパネクと組んだ。

ノバクは1996年アトランタ五輪2000年シドニー五輪2004年アテネ五輪の3大会連続で、オリンピックチェコ代表選手として出場している。

ATPツアー決勝進出結果

シングルス: 13回 (7勝6敗)

大会グレード
グランドスラム (0-0)
テニス・マスターズ・カップ (0-0)
ATPマスターズシリーズ (0-1)
ATPインターナショナルシリーズ・ゴールド (2-2)
ATPインターナショナルシリーズ (5–3)
サーフェス別タイトル
ハード (2-5)
クレー (4-1)
芝 (0-0)
カーペット (1-0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 1996年1月14日 オークランド ハード ブレット・スティーブン 6–4, 6–4
準優勝 1. 1996年3月10日 メキシコシティ クレー トーマス・ムスター 6–7(3), 2–6
優勝 2. 1998年11月2日 メキシコシティ クレー グザビエ・マリス 6–3, 6–3
優勝 3. 2001年5月6日 ミュンヘン クレー アントニー・デュピュイ 6–4, 7–5
優勝 4. 2001年7月16日 グシュタード クレー フアン・カルロス・フェレーロ 6–1,–7(5-7), 7–5
準優勝 2. 2002年10月13日 ウィーン ハード (室内) ロジャー・フェデラー 4–6, 1–6, 6–3, 4–6
準優勝 3. 2002年10月20日 マドリード ハード (室内) アンドレ・アガシ 不戦敗
準優勝 4. 2003年3月2日 ドバイ ハード ロジャー・フェデラー 1–6, 6–7(2-7)
優勝 5. 2003年7月13日 グシュタード クレー ロジャー・フェデラー 5–7, 6–3, 6–3, 1–6, 6–3
準優勝 5. 2003年9月22日 上海 ハード マーク・フィリプーシス 2–6, 1–6
優勝 6. 2004年10月10日 東京 ハード テーラー・デント 5–7, 6–1, 6–3
優勝 7. 2004年10月30日 バーゼル カーペット (室内) ダビド・ナルバンディアン 5–7, 6–3, 6–4, 1–6, 6–2
準優勝 6. 2005年2月7日 デルレイビーチ ハード グザビエ・マリス 6–7, 2–6

ダブルス: 40回 (18勝22敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 1995年8月6日 プラハ クレー ダビド・リクル リボル・ピメク
バイロン・タルボット
5-7, 6-1, 6-7
優勝 1. 1995年9月11日 ボゴタ クレー ダビド・リクル スティーブ・キャンベル
マラビーヤ・ワシントン
7–6, 6–2
優勝 2. 1995年10月29日 サンティアゴ クレー ダビド・リクル シェルビー・キャノン
フランシスコ・モンタナ
6–4, 4–6, 6–1
準優勝 2. 1995年11月5日 モンテビデオ クレー ダビド・リクル セルヒオ・カサル
エミリオ・サンチェス
6-2, 6-7, 6-7
準優勝 3. 1995年11月12日 ブエノスアイレス クレー ダビド・リクル ヴィンセント・スペーディア
クリスト・ファン・レンスベルフ
3-6, 3-6
準優勝 4. 1996年2月18日 ドバイ ハード カレル・ノバチェク バイロン・ブラック
グラント・コネル
0-6, 1-6
優勝 3. 1996年3月25日 カサブランカ クレー ダビド・リクル トマス・カルボネル
フランシスコ・ロイグ
7–6, 6–3
優勝 4. 1996年7月14日 グシュタード クレー パベル・ビズネル トレバー・クロネマン
デビッド・マクファーソン
4–6, 7–6, 7–6
準優勝 5. 1996年11月10日 モスクワ カーペット (室内) ダビド・リクル リック・リーチ
アンドレイ・オルホフスキー
6-4, 1-6, 2-6
優勝 5. 1997年10月19日 オストラヴァ カーペット (室内) ダビド・リクル ドナルド・ジョンソン
フランシスコ・モンタナ
6–2, 6–4
優勝 6. 1998年2月2日 スプリト カーペット (室内) マルティン・ダム フレドリク・ベリ
パトリク・フレデリクソン
7–6, 6–2
準優勝 6. 1998年8月2日 ウマグ クレー ダビド・リクル ニール・ブロード
ピート・ノーバル
1-6, 6-3, 3-6
優勝 7. 1998年8月16日 サンマリノ クレー ダビド・リクル マリアノ・フッド
セバスティアン・プリエト
6–4, 7–6
優勝 8. 1998年8月23日 インディアナポリス ハード ダビド・リクル マーク・ノールズ
ダニエル・ネスター
6–2, 7–6
準優勝 7. 1998年10月4日 マヨルカ クレー ダビド・リクル パブロ・アルバーノ
ダニエル・オルサニッチ
6-7, 3-6
優勝 9. 1998年11月1日 メキシコシティ クレー ダビド・リクル ダニエル・オルサニッチ
ダビド・ロディッティ
6–4, 6–2
準優勝 8. 1999年1月17日 オークランド ハード ダビド・リクル ジェフ・タランゴ
ダニエル・バチェク
5-7, 5-7
準優勝 9. 1999年4月11日 エストリル クレー ダビド・リクル トマス・カーボネル
ドナルド・ジョンソン
3-6, 6-2, 1-6
準優勝 10. 1999年4月25日 モンテカルロ クレー ダビド・リクル オリビエ・ドレートル
ティム・ヘンマン
2-6, 3-6
準優勝 11. 1999年10月10日 バーゼル カーペット (室内) ダビド・リクル ブレント・ヘイガース
アレクサンダー・キティノフ
6-0, 4-6, 5-7
優勝 10. 2000年2月13日 ドバイ ハード ダビド・リクル ロビー・コーニッグ
ピーター・トラマッチ
6–2, 7–5
優勝 11. 2000年7月16日 グシュタード クレー ダビド・リクル ジェローム・ゴルマール
ミヒャエル・コールマン
3–6, 6–3, 6–4
優勝 12. 2000年7月23日 シュトゥットガルト クレー ダビド・リクル ルーカス・アーノルド・カー
ドナルド・ジョンソン
5–7, 6–2, 6–3
準優勝 12. 2000年10月15日 ウィーン ハード
(室内)
ダビド・リクル エフゲニー・カフェルニコフ
ネナド・ジモニッチ
4-6, 4-6
準優勝 13. 2000年10月29日 モスクワ カーペット (室内) ダビド・リクル ヨナス・ビョルクマン
ダーヴィト・プリノジル
2-6, 3-6
優勝 13. 2000年11月5日 シュトゥットガルト ハード
(室内)
ダビド・リクル ドナルド・ジョンソン
ピート・ノーバル
3–6, 6–3, 6–4
準優勝 14. 2001年2月18日 コペンハーゲン ハード
(室内)
ダビド・リクル ウェイン・ブラック
ケビン・ウリエット
3-6, 3-6
優勝 14. 2001年4月1日 マイアミ ハード ダビド・リクル ヨナス・ビョルクマン
トッド・ウッドブリッジ
7–5, 7–6(3)
準優勝 15. 2001年7月8日 ウィンブルドン ダビド・リクル ジャレッド・パーマー
ドナルド・ジョンソン
4-6, 6-4, 3-6, 6-7(6-7)
優勝 15 2001年8月5日 モントリオール ハード ダビド・リクル ドナルド・ジョンソン
ジャレッド・パーマー
6–4, 3–6, 6–3
準優勝 16. 2001年10月14日 ウィーン ハード
(室内)
ダビド・リクル マルティン・ダム
ラデク・ステパネク
3-6, 2-6
準優勝 17. 2002年1月6日 ドーハ ハード ダビド・リクル ドナルド・ジョンソン
ジャレッド・パーマー
3-6 6-7(5-7)
準優勝 18. 2002年2月17日 コペンハーゲン ハード
(室内)
ラデク・ステパネク ユリアン・ノール
ミヒャエル・コールマン
6–7(8), 5–7
準優勝 19. 2002年9月6日 全米オープン ハード ラデク・ステパネク マヘシュ・ブパシ
マックス・ミルヌイ
3–6, 6–3, 4–6
準優勝 20. 2002年10月13日 ウィーン ハード
(室内)
ラデク・ステパネク ジョシュア・イーグル
サンドン・ストール
4–6, 3–6
準優勝 21. 2004年1月16日 オークランド ハード ラデク・ステパネク マヘシュ・ブパシ
ファブリス・サントロ
6–4, 5–7, 3–6
優勝 16. 2004年7月18日 シュトゥットガルト クレー ラデク・ステパネク シーモン・アスペリン
トッド・ペリー
6–2, 6–4
準優勝 22. 2004年10月10日 東京 ハード ペトル・パーラ ジャレッド・パーマー
パベル・ビズネル
1-5 途中棄権
優勝 17. 2005年7月31日 ウマグ クレー ペトル・パーラ ミハル・メルティナク
ダビド・シュコッホ
6–3, 6–3
優勝 18. 2006年7月16日 グシュタード クレー アンドレイ・パベル マルコ・チウディネリ
ジャン=クロード・シェレル
6–3, 6–1

4大大会シングルス成績

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 通算成績
全豪オープン A 1R 2R A 3R 2R A SF 3R 3R A A 13–7
全仏オープン A 2R A 1R 2R 1R 3R 3R 4R 2R 2R 1R 11–10
ウィンブルドン A 2R 1R 1R 2R 1R 2R 2R 3R 1R 3R 1R 8–11
全米オープン 1R 2R 2R 1R 4R 3R 3R 4R 3R 3R 2R 4R 20–11

: 2005年全米2回戦の不戦敗は通算成績に含まない

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