イジャーラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/23 01:14 UTC 版)
イジャーラは賃貸借契約を意味し、西欧型経済におけるリースに相当する。シャリーアにおいては、物件に対する所有権は、その物を所有し最終的に処分する権利(ラカバ 、所有権)と、その物を利用しそこから得られる利益を独占する権利(マンファア、用益権)の2つから成り立つと考えられており、イジャーラ契約とは所有者である賃貸者から賃借者への用益権の移転である。イスラム銀行においては、顧客の求めに応じて銀行が設備等を購入し、顧客に賃貸して使用料を取るリースとして運用される。売り切りとリースの違いが、ムラーバハとイジャーラの違いと言える。
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