イジャスラフの印章
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「イジャスラフ・ウラジミロヴィチ (ポロツク公)」の記事における「イジャスラフの印章」の解説
1954年、ノヴゴロドで、東欧の古い文字体系による文字が刻まれた印章が発見された。印章は鉛を彫ったもので、表側にあたる面には、リューリク朝の三叉戟の異体形(上記の、中央の刃に小さな十字架をあしらった三叉戟)の図柄があった。三叉戟を囲む「ΝΖAC**OΖO」の文字は、おそらく「ΝΖACΛΑOZO」(イジャスラフの名を意味する)であると推測された。裏面は図柄はなく、また磨り減っていたため5文字が識別できなかったが、最初の文字は「ГРΑΔ」であることから、おそらく「ГРΑΔΠΛΤСΚ」(город Полоцк。都市ポロツクという意味)という文字であると推測された。印章の寸法は幅38mm、縦24-30mm、厚みは11mm、彫られた部分は8mmである。 印章の表面 印章の裏面
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