イキャク

デジタル大辞泉

い‐きゃく〔ヰ‐〕【委却】

読み方：いきゃく

［名］(スル)

１ 自分の立場や考えを捨てて他にまかせること。

「実用に逼(せま)られて、時好の程度に己れを—した建築である」〈漱石・虞美人草〉

２ 心の重荷を払いのけること。

「迫害の苦痛を—する為の便法である」〈漱石・野分〉

い‐きゃく【異客】

読み方：いきゃく

１ 主賓以外の客。

２ 故郷を離れて暮らす人。また、旅する人。いかく。

３ 《「違格(いきゃく)」との混同から》好ましくない客。招かれざる客。

「—も交り行き通ふ」〈浄・油地獄〉

い‐きゃく〔ヰ‐〕【違^▽格／違却】

読み方：いきゃく

１ 律令制で、格(きゃく)に反すること。〈書言字考節用集〉

２ 道理からはずれること。不都合なこと。

「いらぬ化粧わざ、何とも—千万と」〈浄・薩摩歌〉

３ 思惑がはずれて困ること。困惑。

「嚢中十銭の札もなく、ほとんと—いたしたところ」〈伎・富士額男女繁山〉

い‐きゃく〔ヰ‐〕【遺却】

読み方：いきゃく

［名］(スル)忘れ去ること。

「後人をして之(これ)を追想して—することなからしむ」〈村田文夫・西洋聞見録〉

歴史民俗用語辞典

意却

読み方：イキャク（ｉｋｙａｋｕ），　イカク（ｉｋａｋｕ）

道理にはずれること。不合理。不都合。

別名 違格、違却、意格

意格

読み方：イキャク（ｉｋｙａｋｕ），　イカク（ｉｋａｋｕ）

道理にはずれること。不合理。不都合。

別名 違格、違却、意却

違却

読み方：イキャク（ｉｋｙａｋｕ），　イカク（ｉｋａｋｕ）

道理にはずれること。不合理。不都合。

別名 違格、意格、意却

違格

読み方：イキャク（ｉｋｙａｋｕ），　イカク（ｉｋａｋｕ）

道理にはずれること。不合理。不都合。

別名 違却、意格、意却