アーチカレー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/22 05:18 UTC 版)
1963年(昭和38年)の黒部ダム完成後、大町クラブハウス(当時、現在のANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん)で「アーチカレー」が提供される。その後、1965年(昭和40年)代初頭頃から、黒部ダムの長野県側入口である扇沢駅の大食堂(現・扇沢レストハウス)で本格的に「アーチカレー」の販売が始まる。 「アーチカレー」は、黒部ダムの型式(アーチ式コンクリートダム)と扇沢の「扇」にちなみ、特注のステンレス製の型を使用してご飯を扇形に盛り付けた、ビーフカレーをベースとしたカレーライス。下流側にはラッキョウと福神漬を添える。 カレーライスの名称は「アーチカレー」で、「ダムカレー」ではなかったが、大町市内の複数の飲食店がご当地グルメとして「黒部ダムカレー」を提供することになったことに合わせ、2009年7月1日に「黒部ダムカレー」に名称を変更した(2003年以前に名称を変えていた可能性もある)。 関電トンネルなどの工事現場で働いていた作業員には飯場で週1回程度、カレーライスが出されていたといわれる。カレーライスが作業員の心の拠り所となっていたことから、「アーチカレー」は黒部ダムの建設現場で働いていた労働者が食べていたカレーライスを受け継いでいるといわれることがある。
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