鳥中足骨類

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鳥中足骨類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/26 05:15 UTC 版)

鳥中足骨類
生息年代: 中期ジュラ紀–現世, 247–0 Ma PreЄ Є O S D C P T J K Pg N (もしプロロトダクティルスがクレードに含まれるのであれば、前期三畳紀が最古の記録の可能性。[1])
鳥中足骨類[注釈 1]
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota 界 : 動物界 Animalia 門 : 脊索動物門 Chordata 亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata 綱 : 爬虫綱 Reptilia 亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida 階級なし : 主竜形下綱 Archosauromorpha 区 : 主竜区 Archosauria 亜区 : 鳥中足骨亜区 Avemetatarsalia
学名
AvemetatarsaliaBenton, 1999
和名
鳥中足骨類 鳥蹠類 アヴェメタターサリア アヴェメタタルサリア
下位分類群
(和名なし) Aphanosauria 鳥頸類 Ornithodira

鳥中足骨類^[2][3] (とりちゅうそくこつるい^[2]、学名：Avemetatarsalia)は、主竜類に属する爬虫類の一群である。別名鳥蹠類（ちょうせきるい）^[4]。学名をそのまま音訳したアヴェメタターサリア^[5]またはアヴェメタタルサリア^[6]という表記が用いられることもある。また、「亜区」の階級に置かれることもあるため^[3]、ここでは鳥中足骨亜区と（りちゅうそくこつるいあく）とする。

概要

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翼竜、恐竜（含鳥類）、両者に近縁な動物を含む動物群である。三畳紀から現世まで生存している。

起源

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分類

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Nesbitt（2011）の分析を用いた単純化された厳密合意樹を以下に示す^[7]。

主竜形類	プロテロスクス科       エリスロスクス科   真鰐足類   プロテロチャンプサ類   主竜類   偽鰐類   鳥中足骨類 Aphanosauria   スポンディロソマ       ヤラスクス     ドングスクス     テレオクラテル       鳥頸類   翼竜類       ラゲルペトン科   恐竜型類   マラスクス       シレサウルス科     恐竜類

脚注

[脚注の使い方]

注釈

1. ^ 左上から時計回りに、ドリグナトゥス Dorygnathus banthensis（翼竜）、アラモサウルス Alamosaurus sanjuanensis（竜脚類）、エドモントサウルス Edmontosaurus sp.（鳥脚類）、ダスプレトサウルス Daspletosaurus torosus（獣脚類）、スティラコサウルス Styracosaurus albertensis（角竜類）とスコロサウルス Scolosaurus cutleri（曲竜類）、クロヅル Grus grus（現生鳥類）。

出典

1. ^ Brusatte, S. L.; Niedźwiedzki, G.; Butler, R. J. (2011). “Footprints pull origin and diversification of dinosaur stem lineage deep into Early Triassic”. Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences 278 (1708): 1107–1113. doi:10.1098/rspb.2010.1746. PMC 3049033. PMID 20926435. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3049033/. 
2. ^ ^{a b} 冨田、對比地、三枝、池上、平山、仲谷 2020, pp. 23–35
3. ^ ^{a b} 巌佐、倉谷、斎藤、塚谷 2013, pp. 1569, ℓ27
4. ^ パーカー、養老、犬塚 2020, pp. 228–229
5. ^ Fastovsky、Weishampel、真鍋 2015, p. 359
6. ^ 小林 2013, p. 8
7. ^ Nesbitt et al. 2017, pp. 484–487

参考文献

本文の典拠。主な執筆者順。

• 巌佐庸、倉谷滋、斎藤成也、塚谷裕一『岩波生物学辞典』（第5版）岩波書店、2013年2月26日、1569, ℓ27頁。ISBN 9784000803144。 
• 小林快次『ワニと恐竜の共存 巨大ワニと恐竜の世界』北海道大学出版会、2013年7月29日。ISBN 978-4832913981。 　展覧会カタログ（会期：2013年7月19日-10月27日。会場：北海道大学総合博物館）
• 冨田幸光、對比地孝亘、三枝春生、池上直樹、平山廉、仲谷英夫「恐竜類の分岐分類におけるクレード名の和訳について」『化石』第108巻、日本古生物学会、2020年、23-35頁、doi:10.14825/kaseki.108.0_23。 
• Nesbitt, Sterling J.; Butler, Richard J.; Ezcurra, Martín D.; Barrett, Paul M.; Stocker, Michelle R.; Angielczyk, Kenneth D.; Smith, Roger M. H.; Sidor, Christian A. et al. (2017). “The earliest bird-line archosaurs and the assembly of the dinosaur body plan”. Nature 544 (7651): 484-487. Bibcode: 2017Natur.544..484N. doi:10.1038/nature22037. PMID 28405026. http://pure-oai.bham.ac.uk/ws/files/39495711/Nesbitt_et_al._in_press.pdf. 
• スティーヴ・パーカー 編「第5章 爬虫類」『生物の進化大事典』三省堂、2020年、228-229頁。 
• Fastovsky, D. E.、Weishampel, D. B. 著、真鍋真 監訳、藤原慎一・松本涼子 訳『恐竜学入門 ─かたち・生態・絶滅─』東京化学同人、2015年1月30日。 ISBN 9784807908561

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表 話 編 歴 鳥中足骨類 / 現生鳥類
界: 動物界 門: 脊索動物門 未定のグレード: 竜弓類 未定のグレード: 主竜類 竜弓類 竜弓類（英語版）を閲覧 主竜形類 主竜形類（英語版）を閲覧 鳥中足骨類 以下を閲覧↓ 鳥中足骨類
鳥中足骨類 †インケルトヴェナトル（英語版）? †マンバキトン（英語版） †Aphanosauria(和名なし) インケルトヴェナトル（英語版）? ドングスチュス（英語版） スポンディロソマ（英語版） テレオクラテル（英語版） ヤラスクス（英語版） 鳥頸類 †翼竜様類 マエハリィ（英語版）? ラゲルペトン科 ドロモメロン（英語版） ファクシナリプテルス（英語版）? イクサエルテトン（英語版） コンゴナポン（英語版） ラゲルペトン（英語版） スクレロモクルス? ヴェネトラプトル（英語版） 翼竜目 翼竜目（英語版）を閲覧 恐竜様類 †ラゴスクス †マラスクス †ニャササウルス（英語版）? †サルトプス †シレサウルス科? アグノスピティス（英語版） アジリサウルス ガマタヴス（英語版） レウィスクス（英語版） ピサノサウルス? ソウミャサウルス（英語版） テクノサウルス（英語版）? スルシメンティサウルス類（英語版） アマナサウルス（英語版） ディオドルス（英語版） エウコエロフィシス イグノトサウルス（英語版） カワナサウルス（英語版） ルルツングタリ（英語版） サキサウルス（英語版） シレサウルス 恐竜上目 †鳥盤目 鳥盤目を閲覧 竜盤目 †アルワルケリア †キンデサウルス †ダエモノサウルス（英語版） †エオドロマエウス †サルトプス? †タワ †ヘレラサウルス類 キンデサウルス? ダエモノサウルス（英語版）? タワ? カセオサウルス（英語版）? ヘレラサウルス科 グナトヴォラクス（英語版） ヘレラサウルス サンユアンサウルス スタウリコサウルス 真竜盤類 †竜脚形亜目 竜脚形亜目（英語版）を閲覧 獣脚亜目 獣脚亜目を閲覧 鳥類を含む
関連項目: 鳥肢類 フィトディノサウルス類（英語版） Category