アングロサクソン図 (1040年頃)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/04 02:40 UTC 版)
「初期の世界地図」の記事における「アングロサクソン図 (1040年頃)」の解説
現在大英図書館が所蔵しているアングロサクソン図は、1025~1050年頃に描かれたものであり、イギリス国教会カンタベリー大主教のシジェリック(英語版)の旅行等と関連して作られたと考えられている。この図の世界観もTO図と近く、世界を円く、東を上に描かれているが、エルサレムは中心に置かれておらず、エデンの園も描かれていない。イギリスで描かれた地図だけに、グレートブリテン島、スコットランドの島々、アイルランド、マン島などが詳しい。最上部中央の島(Taprobane)はスリランカである。左下の島トゥーレ(Tyleri)はここではアイスランドである。左の島(Island)はスカンジナビア半島を島と誤認したものである。
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