アルフレッド・ウォーレンスタインとは? わかりやすく解説

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アルフレッド・ウォーレンスタイン

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/22 20:18 UTC 版)

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アルフレッド・ウォーレンスタイン
Alfred Wallenstein
生誕 1898年10月7日
アメリカ合衆国 イリノイ州
クック郡 シカゴ
出身地 アメリカ合衆国 カリフォルニア州
ロサンゼルス郡 ロサンゼルス
死没 (1983-02-08) 1983年2月8日(84歳没)
アメリカ合衆国
ニューヨーク州 ニューヨーク
ジャンル クラシック音楽
職業 指揮者
チェリスト
教育家
担当楽器 チェロ
活動期間 1915年 - 1968年

アルフレッド・ウォーレンスタインAlfred Wallenstein, 1898年10月7日 - 1983年2月8日)は、アメリカ合衆国ユダヤ人指揮者

略歴

シカゴの生まれ。生まれて間もなくロサンジェルスに移住し、8歳のころからロサンジェルスでチェロファーディ・グロフェの母親から習い、ドイツユリウス・クレンゲルにも師事している。いくつかの劇場やオーケストラで演奏したあと、17歳でサンフランシスコ交響楽団のチェロ奏者となった。

1919年にはロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団のチェロ奏者へと転出したが、この頃には、アンナ・パヴロヴァの北米公演の際にメンバーとして加わっている。1922年からシカゴ交響楽団のチェロ奏者を務め、1929年から1936年まではトスカニーニ率いるニューヨーク・フィルハーモニックのチェロ奏者として在籍していた。

1931年にニューヨークの放送番組で初めて指揮をし、1933年にはWOR放送局のためにウォーレンスタイン・シンフォニエッタを結成して本格的な指揮活動を展開し、1935年からはWOR放送局の音楽監督を務めている。1943年には古巣のロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団に音楽監督として返り咲き、1956年までその任に当たった。1968年にはジュリアード音楽学校の教授に就任し、亡くなるまで務め上げた。ニューヨークで死去。尚、アルフレッドはアルブレヒト・フォン・ヴァレンシュタインの子孫であった。

録音

RCAビクターに、ヤッシャ・ハイフェッツアルトゥール・ルービンシュタインなどの伴奏指揮者として多くの録音を残している。 またドイツ・グラモフォンには、ピエール・フルニエエルガーの『チェロ協奏曲』、ブロッホの『シェロモ』をベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して録音している。

協奏曲以外の管弦楽作品の録音は、主に米Audio Fidelity Recordsに録音のため特別に編成されたVirtuoso Symphony of Londonを指揮して残している。録音された曲目は、ブラームスの『交響曲第4番』、チャイコフスキーの『交響曲第6番 悲愴』、『くるみ割り人形』組曲、幻想序曲『ロメオとジュリエット』、ベルリオーズの『幻想交響曲』、ラヴェルの『ボレロ』、ムソルグスキーの『展覧会の絵(ラヴェル編)』、ビゼーの『カルメン』組曲、『交響曲第1番』、小組曲『子供の遊び』である。

また、ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団とは生前親交があったラフマニノフの『交響曲第2番』をキャピトルに、ドホナーニの『組曲』やエネスクの『ルーマニア狂詩曲第1番』、スメタナの『モルダウ』、チャイコフスキーのワルツ集、シューベルトの『交響曲第4番』・『同第5番』をデッカに残している。このコンビは他に、J.S.バッハの『ブランデンブルク協奏曲第2番』、『同第3番』やブラームスの『交響曲第2番』なども他のレーベルに残している。

ソロのチェリストとしてのウォーレンスタインの録音は、1932年にビーチャム指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と共演したR.シュトラウスの交響詩『ドンキホーテ』がHMVに残されている。またゾノフォンにトーメ(en)の『飾らぬ告白』とピエルネの『セレナード』、マスネの『エレジー』などを妻のヴァージニア・ウィルソン(ピアノ)と録音している。






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