アルフレッド・エスピナス
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アルフレッド・ヴィクトル・エスピナス[1](Alfred Victor Espinas, 1844年5月23日 - 1922年2月24日)は、フランスの社会学者、哲学者。社会学史においてデュルケムのボルドー大学における前任者に当たる。友人のテォデュール・アルマンド・リボーには、「救いがたい形而上学者」と称されたこともあった。
- ^ 三木清や戸坂潤らはエスピナとしているが、近年の著作にならい本稿ではエスピナスで統一した。
- ^ エスピナス『動物社会』p.5 訳は山下(1996)
- ^ ibid. p. 419
- ^ 実証主義グループやスペンサー、ジョン・スチュアート・ミルらはエスピナスに先立ってコントの思想をうけ、社会学に対する構想を練っていたが、大学には所属していなかった。
- ^ 邦訳はないが英語による抄訳がVictor Alexandre, Wojciech W. Gasparski編”The Roots of Praxiology: French Action Theory from Bourdeau and Espinas to Present Days”にある。
- ^ エミール・デュルケーム『社会科学講義』佐々木交賢、中嶋明勲訳、1988年(原著1888年)、62-89頁。
- ^ 田原音和『歴史のなかの社会学―デュルケームとデュルケミアン』木鐸社、1983年。
- ^ 夏苅康男『タルドとデュルケム――社会学者へのパルクール』学文社、2008年。
- ^ Marcel Fournier (2006). Marcel Mauss: A Biography. Princeton University Press
- ^ 邦訳・英訳はないが独訳として、”Die thierischen Gesellschaften : eine vergleichend-psychologische Untersuchung”(1879)がある
- 1 アルフレッド・エスピナスとは
- 2 アルフレッド・エスピナスの概要
- 3 デュルケームとエスピナス
- 4 脚注
- アルフレッド・エスピナスのページへのリンク