アルソミトラ・マクロカルパ
●インドネシアのスンダ列島に分布しています。熱帯雨林に生え、他の樹木などに絡みついてよじ登ります。葉は卵形で葉柄があり、互生します。果実は直径20センチくらいになり、中には400個ほどの翼果が詰まっています。この翼果は、ハンググライダーのようなかたちで、風に乗って遠くへ散布されます。20世紀のはじめ、ボヘミアのエトリッヒ(Etrich)父子によって、この翼果をヒントにしたアルソミトラ型飛行機が製作され、後に尾翼を加えたタウベ(Taube)型飛行機へと発展しました。
●ウリ科アルソミトラ科の常緑蔓性木本で、学名は Alsomitramacrocarpa(syn. Zanonia macrocarpa)。英名は Climbing gourd。
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