アリゾナからの追放
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 04:08 UTC 版)
「ジェイソン・キッド」の記事における「アリゾナからの追放」の解説
2000-01シーズン序盤、サンズは7連勝を飾るなど順調な滑り出しを見せているかのように思えた。しかしチーム内では複数の選手にプライベイトでの問題が噴出。アンファニー・ハーダウェイは女性を殴ったとして訴訟を起こされ、クリフォード・ロビンソンは飲酒運転で逮捕された。しかし最大の事件は2001年1月にキッドが妻に対するドメスティックバイオレンスで逮捕されたことであり、このニュースは全米に向けて報じられ、保釈後のキッドは様々な批判に晒された。この問題でキッドは数日間チームを離れる事になったが、復帰後は事件の影響をコートには持ち込まずに精力的にプレーした。チームはキッドの得点力を活かすためにより多くの得点機会をキッドに与え、キッドはシーズン後半には43得点を記録するなど、高得点の試合を連発した。最終的には平均16.9得点6.4リバウンド9.8アシスト2.2スティールの成績で3年連続のアシスト王、オールNBA、オールディフェンシブ、両1stチームに輝いている。3年連続のアシスト王はボブ・クージー、オスカー・ロバートソン、ジョン・ストックトンに続く史上4人目だった。プレーオフは1回戦でサクラメント・キングスに1勝3敗で敗れた。 キッドは暴行事件の後に6ヶ月の心理カウンセリングを受け、アルコールを断ち、妻とも和解するなど社会的人格の回復に努めていたが、サンズは騒動により損なわれたチームのイメージ回復を優先し、キッドの放出を決定。6月にニュージャージー・ネッツと交渉しキッドとステフォン・マーブリーとの交換トレードを成立させた。
※この「アリゾナからの追放」の解説は、「ジェイソン・キッド」の解説の一部です。
「アリゾナからの追放」を含む「ジェイソン・キッド」の記事については、「ジェイソン・キッド」の概要を参照ください。
- アリゾナからの追放のページへのリンク