アメリカにおける「チェダー」チーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 15:38 UTC 版)
「チェダーチーズ」の記事における「アメリカにおける「チェダー」チーズ」の解説
アメリカ合衆国においては、工場で「チェダー」スタイルのチーズが生産されている。しかし、多くの「チェダー」は名のみで、実際には風味をつけたプロセスチーズである。たとえばイージーチーズや、個別包装されたスライスチーズなど、本来のチェダーチーズとは似ても似つかないものもある。 インダストリアル・チーズとしての「チェダー」も、いくつかの種類に分かれている。すなわち、マイルド(mild)、ミディアム(medium)、シャープ(sharp)、エクストラ・シャープ(extra sharp)、ニューヨーク・スタイル(New York Style)、コルビー (Colby) あるいはロングホーン(Longhorn)、ホワイト(white)あるいはバーモント(Vermont)である。 「ニューヨーク・スタイル」は、特に刺激の強いチェダーであり、ほかのチェダーよりも柔らかい。「コルビー」「ロングホーン」は、マイルドからミディアムにかけての味を持つが、チーズに含まれるカードの塊がはっきりしているのが特徴で、淡い黄色と白のまだら模様に見える。ホワイト・チェダーはバーモント州で生産されたかに関わらず「バーモント・チェダー」と呼ばれることがある。 チェダーチーズは、アメリカ合衆国農務省が酪農業の動向を測る統計に用いる品目の一つである。価格と生産量の調査報告は週刊の報告書にまとめられている。アメリカで最もチェダーチーズを生産する州はウィスコンシン州である。ほかに、カリフォルニア州、ニューヨーク州のアップステート、バーモント州、オレゴン州ティラムックがチェダーチーズ生産の中心地である。
※この「アメリカにおける「チェダー」チーズ」の解説は、「チェダーチーズ」の解説の一部です。
「アメリカにおける「チェダー」チーズ」を含む「チェダーチーズ」の記事については、「チェダーチーズ」の概要を参照ください。
- アメリカにおける「チェダー」チーズのページへのリンク