アムピアラーオスの死
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 09:48 UTC 版)
「アルクマイオーン」の記事における「アムピアラーオスの死」の解説
かつてアルクマイオーンの父アムピアラーオスはアドラーストスが率いるテーバイ遠征に参加した。しかしアムピアラーオスは予言の術によってアドラーストス以外のすべての七将が戦死することを知っていたので、遠征に参加するつもりはなかった。ところが妻のエリピューレーはアムピアラーオスの忠告にもかかわらず、ポリュネイケースからハルモニアーの黄金の首飾りを受け取って買収された。というのは、かつてアムピアラーオスがアドラーストスと対立して和解したときに、2人は今度意見が分かれたら妻エリピューレーに裁断してもらうことに決めていたからである。そこで、アムピアラーオスがテーバイ遠征に反対したとき、買収されたエリピューレーは遠征に賛成する人々に有利な裁決をし、アムピアラーオスに遠征に参加するよう説得した。このときアムピアラーオスは妻の裏切りに気づき、しぶしぶ遠征に参加したが、その際自分の子供たちに成長したらエリピューレーを殺し、テーバイに遠征することを命じた。
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