アブロ リンカーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/02 21:44 UTC 版)
アブロ リンカーン (Avro Lincoln) は、第二次世界大戦末期にイギリスのアブロ社で開発された重爆撃機である。ランカスターの後継機として開発されたレシプロ4発機。
リンカーンの設計は、ランカスターと同じくロイ・チャドウィックによって行われた。2段過給器付きのマーリン 85 エンジン4基を搭載した。主翼を延長、アスペクト比を高めた。より大型の機体で、爆弾搭載量や航続距離が増大した。試作機は1944年6月9日に初飛行したが、第二次世界大戦には間に合わず、部隊配備は1945年9月からとなった。その後は、イギリス空軍の主力重爆撃機となり、29個飛行隊が装備した。1950年代、ケニアのマウマウ団の乱やマレーシアのマラヤ共産党に対する軍事作戦に参加した。しかし、1950年代末には、3Vボマーやキャンベラなどのジェット爆撃機との交代が進められ、1963年に全機退役した。生産機数は604機。
採用国
スペック
- 全長: 23.86 m
- 全幅: 36.58 m
- 全高: 5.27m
- 全備重量: 34,019kg
- エンジン:ロールス・ロイス マーリン85 1750hp×4
- 最大速度: 475km/h
- 実用上限高度:9,200m
- 航続距離: 7,100km(爆弾1.3t搭載時)
- 武装
- 爆弾6,350kg
- 12.7mm機銃×6
- 20mm機関砲×2
- 乗員 7名
現存する機体
イギリスの Royal Air Force Museum Cosford にリンカーン BII が展示されている。
-
Royal Air Force Museum Cosford 所蔵のリンカーン BII(2015年2月撮影)[1]
関連項目
「アブロ リンカーン」の例文・使い方・用例・文例
- フェアブロー
- バーベナに似た花を持つ北米西部とメキシコ産のアブローニア属の各種の植物の総称
- アブロニア属エリプティカよりも背が高く、夜咲きの花を有する
- 攻撃者たちのリーダーであるクラール(イドリス・エルバ)とその部下たちが,古代兵器のアブロナスを探すため,エンタープライズ号に乗り込んでくる。
- 大統領はリンカーンのことばを引用して演説を締めくくった
- アブラハム・リンカーンここに眠る
- リンカーン伝
- リンカーン大統領
- リンカーンの記念碑
- 彼はリンカーンについて、いやそう言うならアメリカについて、何も知らない。
- 私はリンカーンに関する本を何冊か読みたいものだ。
- 私の息子はリンカーンのような人になりたいと思っている。
- 合衆国の第16代大統領であるアブラハム・リンカーンは、ケンタッキー州の丸太小屋で生まれた。
- リンカーン大統領は、いわゆるたたき上げの人だった。
- リンカーンは奴隷制度に反対であった。
- リンカーンは奴隷を解放した。
- リンカーンは奴隷に自由を許した。
- リンカーンは奴隷たちを自由にした。
- リンカーンは合衆国の奴隷制廃止に乗り出した。
- リンカーンは偉大な政治家であった。
固有名詞の分類
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