アノールとは? わかりやすく解説

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アノール【anole】

読み方:あのーる

イグアナ科アノール属に含まれるトカゲ総称165ほどがある最大の種でも全長40センチほど。雄ののどには色彩豊かな袋状の飾りがあり、テリトリーを守るためにこの飾りを他の雄に誇示して威嚇する南北アメリカ大陸その周辺島々分布する


アノール

分子式C9H10O
その他の名称アノール、Anol、4-(1-Propenyl)phenol、β-Methyl-p-hydroxystyrene、4-Hydroxy-1-(1-propenyl)benzene
体系名:4-(1-プロペニル)フェノール、β-メチル-p-ヒドロキシスチレン、4-ヒドロキシ-1-(1-プロペニル)ベンゼン


アノールトカゲ科

(アノール から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/02 14:01 UTC 版)

アノールトカゲ科
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : イグアナ下目 Iguania
: アノールトカゲ科 Dactyloidae

アノール属(アノールトカゲ属) Anolis のみ、あるいは8属に分割

アノールトカゲ科またはアノール科 (Dactyloidae) は、有鱗目イグアナ下目の1科である。

かつてはイグアナ科にハガクレトカゲ属 (Polychrus) と共に含められアノールトカゲ亜科 (Polychrinae) とされていた。別の説ではハガクレトカゲ属と共にアノールトカゲ科 (Polychridae) とされていた。それらの場合も、学名と異なり和名はアノールトカゲ(亜)科だった。

約400種を含む巨大な科。アノール (Anole) と総称される。

日本の外来生物

日本には本来分布しないが、小笠原諸島及び沖縄本島グリーンアノールが帰化している。

以下の種と属が外来生物法により指定されており、事実上輸入はできない。

分類

この科は、かつては以下の2属に分類されていて、それぞれ100種以上が属していた。

近年の系統解析によると、アノール属は側系統であり、7属に分割するか、逆にノロプス属も含めるべきだという。

分割した場合の属リスト(ノロプス属を加えた8属)は以下のとおり。

  • Dactyloa タイプ
  • Deiroptyx
  • Audantia
  • Chamaelinorops カメレオンモドキ属
  • Xiphosurus
  • Anolis (かなりの種が除外されるため和名が引き続きアノール属となるかどうかは不確定)
  • Ctenonotus
  • Norops ノロプス属

Phenacosaurus を設ける説もあったが、Dactyloa(あるいは属を分割しないなら Anolis)に含められる。

かつてはハガクレトカゲ属 (Polychrus)、AnisolepisDiplolaemusEnyaliusLeiosaurusPristidactylusUrostrophus などの属を同科とすることもあったが、遠縁であることがわかった。ハガクレトカゲ属はグリーンイグアナ属 (Iguana) やバシリスク属 (Basiliscus) に近縁の可能性がある[1]が単独で科 Polychridae に残し、他は、別科Leiosauridaeに分割することが多い。

出典

  1. ^ Omar Torres-Carvajal, Claudia Koch, Pablo J. Venegas, Steve Poe (2017-01-01). “Phylogeny and diversity of neotropical monkey lizards (Iguanidae: Polychrus Cuvier, 1817)”. PLOS ONE. doi:10.1371/journal.pone.0178139. 

「アノール」の例文・使い方・用例・文例

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