アニェージの曲線とは? わかりやすく解説

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アーネシの曲線

(アニェージの曲線 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 21:24 UTC 版)

アーネシの曲線(アーネシのきょくせん) (: la versiera di Agnesi, : witch of Agnesi) またはアーネシの魔女直交座標における方程式


  1. ^ 岩波数学公式I, p. 271.
  2. ^ http://www.mathcurve.com/courbes2d/agnesi/agnesi.shtml
  3. ^ Lynn M. Osen, Women in Mathematics, 1975, p. 45.
  4. ^ サイモン・シン, Fermat's Enigma, p. 100.(サイモン・シン著、青木薫訳『フェルマーの最終定理』新潮社〈新潮文庫〉、2006年。ISBN 4-10-215971-1
  5. ^ David J. Darling, The universal book of mathematics: from Abracadabra to Zeno's paradoxes, 2004, p. 8.


「アーネシの曲線」の続きの解説一覧

アニェージの曲線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 01:31 UTC 版)

マリア・ガエターナ・アニェージ」の記事における「アニェージの曲線」の解説

彼女は1748年、アニェージの曲線と呼ばれる曲線論じている。これは英語圏では「アニェージ魔女」(Witch of Agnesi)とも呼ばれる。その由来はやや複雑な事情よるもので、ある種誤訳とも言える具体的な経緯は以下のようなのである。この曲線最初に扱われたのは1630年ピエール・ド・フェルマーによってであるが、当時特別な名前は与えられていなかった。後の1713年修道僧にして数学者であるGuido Grandiによりこの曲線はVersoria(ラテン語で「ロープ」の意)と名付けられ、更にこの曲線はVersiera(ラテン語で「Versine関数のような」の意)とも記述された。Instituzioni analitiche ad uso della gioventu italianaにおいてアニェージはGuido Grandiの記述従い、この曲線をVersieraとして紹介したが、イタリア語においてVersieraは「悪魔「魔女」の意味を持つ単語でもあった。このため、後にこの文献イタリア語から英語に翻訳したJohn Colson教授はこれを「(アニェージの)魔女」と訳したのである。 もっとも、この曲線名付けたGuido Grandiもまたイタリア人であり、この意味重複には明らかに気付いていたもの思われる。彼が自身でVersoriaの名を与えておきながら、あえてVersieraとも記述したのは、二つの語の類似性見出した彼の遊び心よるものだとも言われる。更に厄介な事に、Instituzioni analitiche ad uso della gioventu italiana原文での記述は「la versiera」即ち女性形であった。これはアニェージ自身がVersieraをイタリア語捉えていたのか、それとも当時既にイタリア数学界においてこの意味重複ユーモアとして受け取風潮出来ていたのか、そのどちらであったのかは定かでないいずれにせよ、以上のような複数の偶然と、アニェージ自身才女としてのイメージ重なり、この「アニェージ魔女という訳以後広く親しまれるものとなった

※この「アニェージの曲線」の解説は、「マリア・ガエターナ・アニェージ」の解説の一部です。
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