アテネオリンピック (1896年) におけるテニス競技とは? わかりやすく解説

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1896年アテネオリンピックのテニス競技

(アテネオリンピック (1896年) におけるテニス競技 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/04 08:47 UTC 版)

1896年アテネオリンピック
テニス競技
会場 Neo Phaliron Velodrome
Athens Lawn Tennis Club
開催日 4月8日 - 4月11日
参加選手数 6か国 15人
  1900 »

1896年アテネオリンピックテニス競技(1896ねんアテネオリンピックのテニスきょうぎ)の成績結果に関する記事。

大会の流れ

  • 第1回近代オリンピックでは、テニス競技は男子シングルス・男子ダブルスの2部門のみで始まった。男子シングルスには15名、男子ダブルスには6組が出場した。
  • 男子シングルスでは、準決勝で敗退した選手2名による「銅メダル決定戦」は行わず、両方に銅メダルを授与した。男子ダブルスの銅メダルは1組。
  • 男子ダブルスでは、違う国の選手がペアを組む「混合チーム」(ZZX)もあった。この場合は「国・地域」の欄に2つの国名を並べ、選手名もその順番によって記載する。国別メダル受賞数の欄では「混合チーム」として別途に数える。

メダル受賞者

種目
男子シングルス  ジョン・ピウス・ボーランド
イギリス (GBR) [1]
 ディオニシオス・カスダリス
ギリシャ (GRE) [2]
 モムシロ・タパヴィツァ
ハンガリー (HUN)
 コンスタンティノス・パスパティス
ギリシャ (GRE)
男子ダブルス  ジョン・ピウス・ボーランド [1]
and フリードリヒ・トラウン
混合チーム (ZZX) [3]
 ディオニシオス・カスダリス [2]
and ディミトリオス・ペトロコキノス
混合チーム (ZZX) [4]
 エドウィン・フラック
and ジョージ・ロバートソン
混合チーム (ZZX) [5]

競技結果

男子シングルス

準決勝
ディオニシオス・カスダリス 結果現存せず モムシロ・タパヴィツァ
ジョン・ピウス・ボーランド 結果現存せず コンスタンティノス・パスパティス
決勝
ジョン・ピウス・ボーランド 6-3, 6-1 ディオニシオス・カスダリス

男子ダブルス

準決勝
ジョン・ピウス・ボーランド
フリードリヒ・トラウン
結果現存せず アリスティディス・アクラトプーロス
コンスタンティノス・アクラトプーロス
ディオニシオス・カスダリス
ディミトリオス・ペトロコキノス
結果現存せず エドウィン・フラック
ジョージ・ロバートソン
決勝
ジョン・ピウス・ボーランド
フリードリヒ・トラウン
5-7, 6-4, 6-1 ディオニシオス・カスダリス
ディミトリオス・ペトロコキノス

国別メダル受賞数

国・地域
1 混合チーム 1 1 1 3
2 イギリス 1 0 0 1
3 ギリシャ 0 1 1 2
4 ハンガリー 0 0 1 1
  • 男子ダブルスの「混合チーム」によるメダルは別途に数え、各選手が所属する国のメダル獲得数には含めない。(例:ダブルス金メダルの場合、ジョン・ピウス・ボーランドの属する「イギリス」やフリードリヒ・トラウンの属する「ドイツ」の獲得メダル数には含めない。)

脚注

  1. ^ a b 金メダリストのジョン・ピウス・ボーランドはアイルランドの選手であるが、IOCのオリンピック選手データベースでは イギリスに掲載されているため、男子シングルのメダル獲得数一覧でも「イギリス」に数える。[1]
  2. ^ a b 銀メダリストのディオニシオス・カスダリスは、IOCのオリンピック選手データベースでは「ギリシャ」(GRE)に掲載されており [2]、男子ダブルスでもパートナーのディミトリオス・ペトロコキノスとともに「ギリシャ」チームとして掲載されている[3]。カスダリスはエジプトアレクサンドリアに在住していたことから、文献によっては「エジプト」と記載しているものもある[4]
  3. ^ ジョン・ピウス・ボーランドは イギリス、フリードリヒ・トラウンは ドイツ混合チーム
  4. ^ ディミトリオス・ペトロコキノスは ギリシャ、ディオニシオス・カスダリスはシングルではギリシャ扱いとされているが、ダブルスではギリシャ扱いされず混合チーム扱い。
  5. ^ エドウィン・フラックは オーストラリア、ジョージ・ロバートソンは イギリスの混合チーム。

外部リンク


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