アスクレーピオス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 00:14 UTC 版)
アスクレーピオスは、テッサリアのラーリッサ領主の娘コローニスとアポローンの子。アポローンとコローニスの伝令であった鴉の讒言によってアポローンは嫉妬に駆られ彼女を射殺した。しかしすぐに後悔し、彼女の胎内から取り出したアスクレーピオスをケンタウロス族の賢者ケイローンに預けた。医術の神の血を引く彼は、やがてすぐれた医術を獲得するに至り、人を救うことに熱心だったが、やがて死者をも蘇らせることになったので、冥府の神ハーデースはゼウスにこの不条理を訴えた。そのためアスクレーピオスはゼウスの雷霆に撃たれて死に、天の神になったとされる。そして、アスクレーピオスと鴉は共にへびつかい座とからす座として天に掲げられた。
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