アグリッパとの結婚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 09:59 UTC 版)
「ユリア (アウグストゥスの娘)」の記事における「アグリッパとの結婚」の解説
2年後、紀元前21年、18歳のユリアはアウグストゥスの盟友マルクス・ウィプサニウス・アグリッパと2度目の結婚をする。このときアグリッパはすでに41歳で2度の結婚をしており、前妻と離婚した上での結婚であった。この結婚は20歳以上の年齢差があったが幸福なものであったといわれている。この結婚でユリアは ガイウス・カエサル 小ユリア ルキウス・カエサル 大アグリッピナ アグリッパ・ポストゥムス の5人の子供を出産した。 特に、紀元前20年に誕生した長男ガイウスはアウグストゥスから有望な後継者候補と目され、紀元前17年に誕生した弟のルキウスと共にアウグストゥスの養子とされ、ユリアから引き離された。息子達が皇帝の後継者となる一方、ユリアは結婚の後半には夫以外の男と密通を重ねるようになっていったといわれる。こうした密通について、なぜ子供たちが父親に似ているのかと尋ねた者に対し、ユリアは「船荷が一杯でなければ客は乗せないから」と答えたという。つまり、夫の子供を妊娠した後でなければ他の男と密通はしないということだった。紀元前12年にアグリッパは没した。
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