アクセプタ / リコグナイザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 04:59 UTC 版)
「有限オートマトン」の記事における「アクセプタ / リコグナイザ」の解説
このタイプの有限オートマトンは入力を受容(accept)したり、理解(recognize)して、外界に結果を知らせるために状態(state)を使用する。つまり、最終的に受容状態になったかどうかで「はい」または「いいえ」のいずれかを出力として返す。FSMの全状態は受容状態かそうでないかのいずれかである。全入力を処理したとき状態が受容状態なら、その入力は受容されたことになり、さもなくば拒絶 / 却下されたことになる。基本的に入力は記号(または文字)であり、動作(action)は使用されない。図4 に示した例は "nice" という単語を受容する有限オートマトンを示している。この場合、6番だけが受容状態である。 この機械は言語を定義するものとして説明することもできる。その言語とは、その機械が受容する全ての単語から構成され、それ以外の単語を全く含まないもので、そのような言語をその機械が「受容 / 受理」すると称する。定義から、FSM が受理する言語は正規言語であり、逆にある言語を受理する FSM が存在する場合、その言語を正規言語と称する。
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